年の初めの楽しみの一つ・・・
初日の出を見ること。
初日(陽)を望みながら、今年はどんな年にしようか、と想う。
今年の太陽は・・・
まだ薄暗い空の下、多摩丘陵がその緑の姿を見せ始めた頃、
稜線の上に帯状に広がったうす暗い雲がオレンジに変わり始めた。
オレンジの色は、ゆっくりと鮮やかに染まっていく。
輝くその姿を目に焼き付けるまでのわずかな時間に、
ふと、昨年の印象的だった風景が想いの中に広がった。
昨年の暑い夏の終わりの頃に感激したその風景は、今も目を閉じると想いの中に広がってくる。
一度は行きたいと願っていた、日本最後の清流といわれる四万十川だ。
昨年の秋に、フジテレビドラマの「遅咲きのひまわり 〜ボクの人生、リニューアル〜」のロケ地にも
なったところだ。
この四万十川沿いを走る、トロッコ列車の元祖と言われる列車に乗った。
定期の普通列車のダイヤを一部変更して、
期間限定で普通列車に連結して走る「清流しまんと号」だ。
四万十川の本流、支流の順にずっと清流沿いの車窓を左右に楽しむことができ、
四万十じかんが、ゆっくりとやわらかく川面を流れていた。
感激の1時間30分であった。
四万十じかんは、日々あわただしく動きまわっている人間じかんに、
「なんでそんなに急ぐの?」と問いかけているかのようであった。
まぶしい!と思った瞬間、
今年の太陽は、ゆっくりとその姿を見せはじめた。
すっかりオレンジ色の雲の間から、ようやく黄金に輝く姿を見せた。
今年はさらに「よかった」といえる年にしよう!
図書館が、不安な先行きの見えにくい時代を生き抜いていくヒント・糧につながる
一つの居場所になりますように・・・!