| 2009/09/18 | おすすめ資料 ~9月の展示から~ | | by 図書館スタッフ |
|---|
一般特集コーナー ◆新着図書コーナーの隣◆
『野生動物に会いたい!』より
タイトル:動物の親子(ナショナルジオグラフィック)
著者:アンジェラ・セレナ・イルドス
請求記号:480/イ
キューブブックというシリーズのこの写真集には、
たくさんの動物の親子の写真が詰まっています。
表紙のライオンの赤ちゃんの写真が
すでにもう、とてもかわいい!です。
水の中で向かい合うカバの親子や
獰猛な肉食獣の親子の写真など
なにか物語を思い起こさせる力のある写真がたくさん。
親ペンギンの後をついて歩く子ペンギンの写真は
おもわず「テトテトテト…」と歩く音をつけてあげたくなる愛くるしさです。
最後まで見飽きない写真集、
どーんと736ページ、たっぷりお楽しみください。
一般展示コーナー ◆体験学習館側の入り口入って右◆
『シニア展示』より
タイトル:鍵
著者:谷崎潤一郎
請求記号:913/タ
50年代から70年代の懐かしのベストセラーを集めた今回の特集ですが、
中には時代を越えて現在まで読まれている本も多くあります。
谷崎潤一郎の『鍵』も、長く読み継がれている小説のひとつです。
(出版は1956年。翌年のベストセラーとなっています。
図書館で所蔵しているのは1971年の二十一版です。)
夫婦の性をテーマにした内容からか、
雑誌「中央公論」に発表当初、週刊誌にセンセーショナルな取り上げ方をされ、
国会の法務委員会でも「わいせつ」を巡って問題になったようです。
今読むと当時は話題になったであろうスキャンダラスな側面よりも、
日記形式のもたらす小説の構成の複雑さに面白みを感じます。
夫は片カナ、妻は平がなで記述される互いの秘密の日記が、
ほぼ交互に配される形式で小説は進んで行きます。
それぞれがお互いの秘密の日記の存在に気付いており、
読まれるているかもしれない不安、
あるいは読まれたくもあるという欲望が複雑な心理戦の様相を呈していく…
ミステリのような謎とスリルに満ちた小説です。
棟方志巧の装丁も印象に残る一冊です。