タイトル:『十二支のお節料理』
著者: 川端 誠
資料コード:610514540
請求記号: E6/カ
干支のおはなしといえば、
思いつくのは
「十二支のはじまり」
ですよね。
元日の朝、神様の元へ早く着いたものから
十二支になれる、というもの。
猫はネズミに騙され、十二支になれなかったせいで
今でもネズミを追いかけている、
というオチもあったりして
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この「十二支のお節料理」は
そんな「十二支のはじまり」とは
また一味違った、干支のおはなしです。
お節料理をつくるため十二の動物が
年神様によって選ばれます。
そして年神様は順番に係を決めました。
これが十二支、というもの。
と、「十二支のはじまり」とは全く違った
干支のおこりがまた面白いです。
動物たちに与えられた係は、お節料理だけでなく、
お正月を迎えるための大掃除や飾り付け、お天気を見守る、
なんて係もあります。
それぞれの動物にあった係を任されているのですが、
これが絶妙な役割分担で、なるほど!と思ってしまいます。
それぞれの係については、読んでからのおたのしみ!
お正月を迎える準備のあれこれが、
かわいく楽しく描かれていて、
読んでいるとお正月を迎えるのがワクワクしてきます。
実際、大変なお正月の準備ですが、
読めばきっと、いつもより楽しんでできますよ。