タイトル: オリジナルサウンドトラック『マグノリア』
アーティスト: エイミー・マンほか
請求記号:C7CM/マ
トムクルーズ主演の映画『マグノリア』が公開された当時、
私は1年間の浪人生活を終えたところで、
予備校で知り合った2人の友人と映画館へ観に行きました。
正直、映画の内容はよくわかりませんでした。
ひたすら長かったわりに、登場人物の人生の描き方も中途半端な気がしたし。
最後にカエルが降ってくるのは、旧約聖書に由来するものらしい…。
「リセット」や「懺悔」という意味があるらしい…。ということはわかりました。
一緒に行った友人が、キリスト教系の高校出身だったので。
また、英語で「土砂降り」を「蛙が降る」とも言うことも分かりました。
もう一人の友人が、帰国子女だったので。
そんな、いま思うと「マグノリア読解!」のためには
奇跡的とも言える組み合わせで観た映画ですが…
それでもやっぱりなぁ…。
今見たら、また少し評価が違うかもしれませんけど。
そんなちょっと不満…という気分で席を立った私ですが、
音楽だけはかなり気に入りまして。
映画館で売っていたサントラを、その場で購入しました。
あれから十年近くたちますが、
こんなに長い間聞き続けているサントラは、これぐらいかと思います。
勢いで、買ってよかった、エイミー・マン。
図書館には、この『マグノリア』のサントラ以外に2枚
エイミー・マンのCDがあります。
『ワン・モア・ドリフター・イン・ザ・スノウ』は、
これからクリスマスにかけてもオススメですよ。
タイトル:レナードの朝
監督:ペニー・マーシャル
請求記号:V7BF/レ
D7BF/レ オリヴァー・サックスの実話を基にした医療フィクション。
治療不能の難病に挑もうとする人付き合いの苦手な医師と、
「人間の抜け殻」状態と診断された重病患者とのヒューマン・ドラマです。
物語の多くは、患者たちと医師とスタッフとの交流が描かれています。
顔も手も動かず、自分では何一つできない患者たちに対し、
新人医師は戸惑いながらも人として接し、
やがてスタッフたちにも呼びかけて彼らに人としての意思が存在することを明らかにします。
やがて彼らの眠りから意識を呼び覚ます薬が見つかり、それを患者たちに投与します。
不安に見守るスタッフたちの前で、彫像のようだった患者たちが次々に目を覚ます・・・
・・・しかし、この「奇跡」は長くは続きませんでした。
患者たちは再び、元の姿に戻っていきました。
家族に「人」としての思い出を、そして医師に「本当に大切なもの」を残して・・・
あらすじだけ書くと、どこにでもあるような医療ドラマではありますが、
一番心に残ったのは、目覚めた患者たちが始めに言葉を口にしたシーンでした。
・・・光を感じる。自分の手が動く。自分の言葉が聞こえる。
人間として、彼らが自分の意思を伝えられた、本当に一瞬の「奇跡」でした。
始めから最後まで、本当に静かな、静かな感動をよぶ作品です。