先日、「これを見つけました」と言って見せてもらったものは、
枝についている一枚の木の葉が1センチ~2センチぐらいに丸まっていました。
丸まっているといっても、葉がうまく折り重なり、手紙を折ったようでした。
「これは何?」と聞いてみると、“オトシブミ”と教えてもらいました。
オトシブミって御存知ですか。
私は、生まれて初めて葉が折ってあるのを見た!と思いましたが、
知っている方達には歩いていると道に落ちていたりすると聞きました。
本によると、
5月~6月にかけて、明るい森林の中で見ることが出来るようです。
今の季節がぴったりですね。
木の葉の中に卵を産み、幼虫はそれを食べて大きくなるそうです。
葉を食べ終わると、外に出てきます。
その葉を折るのは、雌の仕事です。
一匹で綺麗に折ることが出来て、凄いです。
“オトシブミ” 名前の由来もちょっといいですね。
昔、直接渡せない手紙を巻物にして、落としておいたそうです。
その手紙のことを「オトシブミ」といったそうです。
手紙を書くことが少なくなってきたこの頃。
レトロな感じが、素敵だなと思いました。
最近、文字を書くことがめっきりと少なくなりました。
梅雨の季節で家にいる時間が多くなるので、
字の練習をしてみようかなと思うこの頃です。
【参考文献】・『葉っぱをまく虫 オトシブミの季節(ドキュメント地球のなかまたち)』海野 和男/写真・文 新日本出版社 (486/ウ)・『ファーブル昆虫記 5 おとしぶみのゆりかご』ファーブル/著 小学館 (486/フ)