| 2011/10/27 | スタッフのおすすめAV!(11月) | | by 図書館スタッフ |
|---|
タイトル:さらば わが愛
監督:チェン・カイコー
出演:レスリー・チャン、チャン・フォンイー 他
請求記号:D7BF/サ
中国の古典演劇である京劇「覇王別姫(はおうべっき)」を芯にすえて物語は進行していきます。
「覇王別姫」とは、紀元前200年頃の秦末期の中国で、項羽が劉邦との戦いに敗れ落ちのびる中、
愛する虞姫との最後の別れを演じたものです。
虞姫は項羽への貞節を全うするため、自ら刀を首にあて死んでいきます。
1920年代半ばの北京。
まだ幼い小豆子(チョン・ティエイー)は、貧しさゆえ、実母に捨てられ京劇養成所に預けられます。
母と別れた寂しさ、こわい師匠と厳しい稽古、仲間からのいじめにも、兄のようにかばってくれる
石頭(ドァン・シャオロー)がいたから、何とか耐えることができ、芸に精進していきます。
月日がたち、小豆子は「旦(女性の役)」程蝶衣、石頭は「生(男性の役)」段小樓を名乗るようになり、劇団の花形となります。彼等の演じる「覇王別姫」は評判を呼び、人気役者となっていきますが、蝶衣の心には小樓への思慕が変わらずともっています。
しかし小樓はそんなことには思いもよらず、現実の女性である菊仙を見初め、結婚してしまいます。
打ちのめされる蝶衣。菊仙も蝶衣の思いに気づき苛立っていきます。
清朝崩壊から日本軍の侵略・終戦。
国民党政府との内戦・人民解放軍による共産党政権樹立・文化大革命など、近代中国の大きなうねりの中で蝶衣・小樓・菊仙は翻弄されていきます。
菊仙は動乱の時代を力強く生きていきますが、文化大革命で愛する小樓の裏切りとも思える告発を受け、あっけなく自死するさまは哀れです。
そして時が流れ、再び二人で演じた「覇王別姫」で蝶衣は本当の虞姫となるのです。
蝶衣を演じたレスリー・チャンの惑わされるような美しさは必見です。
本編3時間近くの長尺の映画なので、秋の夜長、腰をすえじっくりご覧ください。
タイトル:「妖怪人間ベム~プロローグ」
『決定盤!テレビ・アニメ主題歌 オリジナル・サントラ集 昭和38年~昭和43年
(1963~1968)』に収録
演奏者:ハニー・ナイツ
請求記号:C7CE/ケ
昨年放送されたテレビドラマに続いて、11月に映画が公開される「怪物くん」。
10月にテレビドラマが始まった「妖怪人間ベム」。
アニメの実写化がいずれも話題を呼んでいるようです。
アニメの原作は、子どもの頃にどちらも観ていますが
(「怪物くん」はカラー版、「妖怪人間ベム」は再放送の世代です)、
特に思い出深いのが、骨折をして学校を休んでいた病床での楽しみだった「妖怪人間ベム」です。
「それはいつ生まれたのか誰も知らない」で始まる、あのおどろおどろしいオープニング。
どこぞの国ともしれない地で悪と戦いながらも、
どこか最後まで報われない予感がぬぐえない物語に、暗い魅力を感じていました。
娯楽が今ほど多様でなかった当時は、学校に戻れば少ないながらも同好の士はいて、
松葉杖がベムの真似をするのに役立ったことも良い思い出です。
今回紹介したアルバムには、「早く人間になりたい」の叫びが印象的なプロローグの曲と、
それとは対照的に明るい曲調(歌詞はちょっと悲しい)のエンディング曲「ベロは友だち」が
収録されています。
テレビドラマ版をご覧になっている方は、主題歌を聴き比べてみるのも一興です。
その他にも、モノクロ版「怪物くん」の主題歌「おれは怪物くん」や、
「ゲゲゲの鬼太郎」「サイボーグ009」「黄金バット」など、懐かしの名作の主題歌が満載の
1枚となっています。