タイトル:『
絆 FOREVER』
著者:LIBERA
請求記号:C7CQ/ リ/橙
資料コード:630337210
リベラはイギリスのプロデューサー・ロバート・プライズマンが、サウスロンドンに住む少年の中からオーディションにより選抜・結成した、ボーイ・ソプラノのユニットです。
彼らの美しく儚い歌声はドラマやCM、映画等で耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
このCDは創設者であるロバート・プライズマンが2021年に天に旅立たれて初めてのアルバムです。
ロバート・プライズマンが残した新曲と、かつてリベラのソリストとして活躍していたメンバーが作詞・作曲した作品も収録されています。
リベラのヒット曲『彼方の光』『天使のくれた奇跡』等、多くの作品をロバート・プライズマンと生み出した作曲家の村松崇継は、このアルバムのために『永遠の絆』を書き下ろしました。
『彼方の光』も最新メンバーによるニューバージョン『彼方の光2023』が収録されています。
この日本版のCDにはピアノバージョンも収録されており、解説書には「村松氏からのプレゼント」として手書き譜も掲載されています。
これは「演奏したり、歌ったり、リベラの歌声に浸ったり・・・、『永遠の絆』をより身近にご堪能いただけますように」との思いが込められています。
この原稿を執筆する数日前、20年来のお世話になった方の悲しいお知らせが届きました。
しばらくして聴きたくなった曲がリベラの『彼方の光』でした。
十数年前にCMで使われていて、私がリベラを知ったきっかけでもあるこの曲。
透き通るように美しくて儚い、神々しい歌声は、普段あまり合唱曲を聴かない私にも印象に残りました。
その後、この曲がフルートアンサンブルで演奏されているのを目にして以来、楽譜を購入し、フルートで吹くほど好きな曲になりました。
久しぶりに聴いた『彼方の光』、そして『永遠の絆』は、私の心に寄り添ってくれた気がします。
また、ロバート・プライズマンとリベラ、村松崇継は出逢うべくして出逢い、強い絆で結ばれているように感じました。
村松崇継のロバート・プライズマン、そしてリベラへの思いも詰まったこのアルバム。
私にとっても忘れられない大切な一枚になりそうです。