蔵書検索


 
詳細検索
新着資料検索

利用方法
 

休館日

開館カレンダー


 中央 第四月曜日
 年末年始・特別整理期間
 第一
 第二
 第三
 第四
 月曜日
 祝日・年末年始
 特別整理期間
 iプラザ
 第二・第四月曜日
 (祝日の場合は翌日)
 年末年始・特別整理期間
 

開館時間

中央・iプラザ 9:00-20:00
第一~第四 10:00-17:00
*7月21日~8月31日 
 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

iブラリブログ

おすすめ資料 >> 記事詳細

2014/12/01

スタッフのおすすめ本!(2014年12月)

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館スタッフ
書名:町並 日本の原風景
著者:森田敏隆/写真
出版社:光村推古書院
請求記号:J291.0 /モ

 
私にとって「旅の記憶」とはまず、「音の記憶」だ。
 
たとえば、山あいの集落に佇む宿で過ごす夜。
知らず没頭していた本の最終頁を閉じ、
ふと息をつくと、途端 外の音に耳がひらき
知らぬ間に降り始めていた雨音がひどく大切なものに思えて
しばらく第六感までも耳に集めるような感覚に沈んだこと。
 
もしくは別の旅で。
観光客は私の他に1組だけ というタイミングで訪ねた宿場町。
梅雨の晴れ間、透き通る青空を背景に、
それでも雨間らしく低空飛行を続ける燕の声が、
都内で聞くそれと同じものとは思えないほど
はっきりとした輪郭をもって響いたこと。
 
そして「旅の記憶」とはまた、「色の記憶」でもある。
 
たとえば、有名な茶屋町に程近い宿で迎える朝。
露の宿りで黒さを増した飛び石の上に、楓の散らす黄色、紅色。
その鮮やかなコントラストを、
急に降り出した雪の白が 瞬く間に隠してゆく様を、
朝粥から立ち上る湯気越しに眺めていたこと。
 
もしくは別の旅で。
街中をグレーに見せる厚い雲が空を埋める日に訪れた港町。
運河にかかる橋にひとり、
自作の絵葉書を並べるイラストレーターによって選ばれた数色と。
その背後に並んだ古い倉庫のレンガ色、鉄扉のさび色に、
まるでそれだけが、この町で許された色のように思えたこと。
 
実はこれらの記憶を伴う旅の舞台は、すべてこの本の中にあった。
思い返してみると、私がひとり旅した地は、
本書で紹介されている場所そのものであったり、
または限りなく近くであったりする。
 
副題に「重要伝統的建造物群保存地区」とある本書。
そう呼ばれる地区があることすら知りもせず、
聞き覚えのある写真家の本という理由だけで、たまたま手にとったのだったが。
どうやら私は、好きであったらしい。
その、「重要伝統的建造物群保存地区」を訪れ、時を過ごすことが。
 
農村集落、山村集落、商家町、茶屋町、宿場町、港町…。
それぞれの町並みは、長く続いてきたものが持つ、強い美しさを湛えている。
頁をめくるたびに、日本には、まだまだ行きたいところがこんなにある、と思える。
この伝統的建造物群と、その文化を守ってくれている人がいる町に行きたい。
私にとって、どんなガイドブックより旅情を誘う1冊を見ながら、
いつ取れるか知れない連休に、思いを馳せている。
 
 


書名:ロッタちゃんとクリスマスツリー
著者:アストリッド・リンドグレーン
出版社:偕成社
請求記号:E6/リ

 
10月より、NHKBSプレミアムで、「山賊の娘ローニャ」が放送されていますが、
今回はその原作者である、アストリッド・リンドグレーン(1907~2002)作の、
「ロッタちゃんとクリスマスツリー」を紹介したいと思います。
 
末っ子のロッタちゃんは、早くお兄さんやお姉さんたちのようになりたくて、
スキーの練習やお母さんのお手伝いをせっせとやっています。
そんなある日、明日はクリスマス・イブだというのに、
ロッタちゃんの家にはまだクリスマスツリーにする、もみの木が
用意できていませんでした。嘆き悲しむお兄さんやお姉さんをよそに、
ロッタちゃんがとった行動とは…
 
私がロッタちゃんシリーズを読んだのは、小学生のときでした。
色々失敗しても、果敢に物事に挑戦していくロッタちゃんの姿には
大変勇気づけられました。
 
いよいよクリスマスシーズン到来となってきましたが、ぜひおすすめの1冊です。
20:12