| 2013/05/06 | スタッフのおすすめ本!(5月) | | by 図書館スタッフ |
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書名:まんねん貧乏
まんねん貧乏2-年収19万円編-
著者:得能史子
出版社:ポプラ社
請求記号:726.5/ト
「はて。この本は私が書いたのだったか?」
と一瞬思ってしまったのは(そんなバカなことあるわけないですが)、
もちろんこのタイトルのゆえ。
いや、貧乏ったって、たとえば明日の米を心配するような、そんな本当の貧乏は知りません。
それなのにやたら貧乏貧乏言ったら、ばちが当たってしまうでしょう。
けれど、「もう少し何とかならないものか」と、
一攫千金を夢見て毎週宝くじを買うのはやめられない、この私。いやお恥ずかしい。
作者の得能史子さんは、夫のペリーさんとふたり暮し。
ペリー家では、ふたり分の食費+雑費を1ヵ月4万円で賄うというお約束になっています。
この本は、1ヵ月4万円のお約束を守るべく奮闘する妻の日常を、
ほわんと可愛らしいタッチで描いたコミックエッセイです。
奮闘の日々を綴っているのだけれど、よくある節約上手さんの本ではありません。
もちろん悲惨な貧乏自慢でもないので、ご安心を。得能さんは独り遊びがじょうずで、
物を作ることが好き。昼寝と空想も好き。そりゃ、あり余るほどのお金はないかもしれないけれど、
優しい夫(やや“ヘンなガイジン”風に描かれているところもありますが…)とふたり、
心豊かに、楽しく幸せな毎日を暮らしているのです。
ついでに、1ヵ月4万円っていったいどんなものを食べてるんだろう?と興味を持ってくださったら、
『ペリーさんちの、おきらく貧乏ごはん』(D596.2/ト)もぜひどうぞ。
ペリーさんは日本人のようにごはんでお腹をいっぱいにするという習慣がなく、
とにかくおかずをたくさん食べます。なのでおかずをいっぱい作らなくてはなりません。
少しでも食費を抑えたい妻は知恵を絞ります。結果、生まれたメニューの数々。
高価な食材は使ってないけれど、おいしくて、簡単で、
もちろん安く作れるお料理のレシピが満載です。
この本のまえがきにはこうあります。「食材の値段と食卓の幸せは比例しない」。
これは食事だけでなく、生活のすべてについて言えることですよね。
宝くじをあきらめられない私ではありますが、ここは声を大にして言います。
「そのとおり!!!」
書名:きょうのごはん
作 :加藤休ミ
出版社:偕成社
請求記号:E/カ
おいしそうな絵本をご紹介します。
表紙の絵は食卓のうえのごはんとみそしる、焼き魚…なんともおいしそう!
ページをめくると、そこは夕方の商店街…
八百屋さんに肉屋さん、魚屋さん、豆腐屋さん
学校帰りの子どもたち、買い物かごをさげたお母さんや、
立ち話をするおじさん…なんとなくなつかしい光景です。
そういえば子どものころ暗くなるまで遊んで、
今日のごはんはなにかな…なんて考えながら家に帰って、
すぐに台所にいる母に「今日のごはん、なあに?」
と聞いたことを思いだしました。
さてみなさんは、となりのきょうのごはんは何かしら…と
ちょっとのぞいてみたいと思ったことはありませんか?
絵本の中のネコならそれができるんです。
魚屋さんにいたお母さんについていってみると、
今日のおかずは、こんがり焼けたさんま。
その隣の家からもいいにおい。今日のごはんは、みんなでつくったカレーライス。
そのまた隣の家からもいいにおい。更にお向いの家では?
おいしそうなおかずの絵が画面いっぱいに何度もせまってきます。
それぞれの家で全然違う台所、
メニューによってその日が家族にとってどんな日なのかも見えてきます。
みんな違うけど、みんなおいしそう、みんな笑顔。
みんなで囲む食卓ってやっぱり楽しそうですね。
よく見てみると、最初に商店街にいた人が、もう一度登場しています。
それを探すのも、楽しいですよ。
ぜひお子さんやお孫さんと一緒に、家族みんなで読んでみませんか。