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2024/05/25

土を喰らう十二ヵ月

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
タイトル 『土を喰らう十二ヵ月』
出版社 バップ
資料コード 630336802
請求記号 D7AF/ツ


時間に追われ生活している私にとって「ていねいな暮らし(日々の何気ないことに手間と時間をかける暮らし)」は憧れの生活です。

この作品には私の憧れるそんな静かな時間がながれています。

作家のツトムは、人里離れた山荘で悠々自適な一人暮らし。
自然の恵みに感謝し、自ら料理をし、季節のうつろいを感じながら原稿をしたためる毎日を送っています。
ツトムには東京で編集者として働く恋人がおり、彼女はおいしいものができる頃にあわせて山荘を訪ねてきます。ツトムにとって二人で一緒に旬の素材を味わう時間は格別な時間です。
そんな山村ライフを楽しむツトムですが、13年前に亡くした妻の遺骨を未だに納骨できずにいます。また、ツトム自身も病に倒れたことで死をより身近に感じ、恋人との関係にも変化がおとずれます。

この作品は、「土を喰う日々ーわが精進十二ヵ月ー」(水上勉著)が原案となっています。
映画監督の中江裕司氏が、雪深い土地を求めたどりついた白馬の廃集落で撮影されました。古民家を改装し、畑を耕し野菜を育てるところから始め、二十四節気に寄り添った撮影は一年半にもおよんだそうです。

作品に登場する四季折々の料理は、料理研究家の土井善晴さんが担当。
土井さんはインタビューで「人間の都合だけでなく、素材と料理にあわせた時間を共有する。人間の勝手ではできないというあたりまえのことが今は忘れられがち。料理がおいしいのは一回だけ」と語っておられます。
なので、本番の料理は一回しか作らず、盛り付けから食べるシーンまでを一気に撮っていたそうだです。

「生きること、生活することは体を使うこと。体を使えば腹もへる。腹がへれば飯もうまい」
あたりまえのことですが忘れがちなこと、真の豊かさとはなにかを考えさせられました。

映画のテーマは、日常や生と死というすごく深いことなのだと思いますが、私はもっぱら料理と景色に魅了されました。

季節によって移ろう美しい信州の四季、ご飯の炊ける音、囲炉裏の炭の音、鳥の鳴き声や虫の音、風の音、山の水の音、積もった雪を踏む音など、自然の音がとても心地よい作品です。
そして言わずもがな、作中のご飯のなんともおいしそうなこと。
私も季節の節目節目にツトムのところに通い、おいしいご飯を楽しみたい!!そんな気持ちにさせられる作品でした。

こちらは関連本の著作の所蔵もあります。


タイトル 「土を喰う日々ーわが精進十二ヵ月ー」
著者 水上 勉
出版社 新潮社
資料コード 310353488

タイトル 新編 水上勉全集13巻「土を喰う日々ーわが精進十二ヵ月ー」
出版社 中央公論社
資料コード 610295462

タイトル 「土を喰らう十二ヵ月」
著者 中江 裕司 
出版社 朝日新聞出版
資料コード 510788936

タイトル 「土を喰らう十二ヵ月の台所」
著者 中江 裕司 土井善晴
出版社 二見書房
資料コード 510787877


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