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2019/12/13

シュトーレン

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

私は、パン教室に通っています。

こちらのパン教室は、開催される前の月に
次の開催日とその日のメニューの連絡を下さり、
自分が行かれる日程や作りたいメニューの時だけ
参加出来るので、気軽に参加させていただいています。


そして、今月のメニューの中に
“シュトーレン”を発見!
シュトーレン好きの私としては、
参加せずにはいられません!


「シュトーレン」とは、
バターなどの油分の多い生地に、
ラム酒漬けにしたドライフルーツや
ナッツなどをたっぷり入れた
ずっしりとしたイースト菓子です。


表面にバターが塗られている上、
粉砂糖でコーティングされているので、
常温でも2~3週間以上保存できます。


ドイツでは、クリスマス菓子といえば「シュトーレン」で、
「アドヴェント」と呼ばれるクリスマスの
4週間前の日曜からクリスマスまでの期間に、
少しずつ切って、食べながらクリスマスを待ちます。


思い起こすと、私が一番最初に
シュトーレンを食べたのは、30年ほど前です。
香港に住んでいたお友達の家へ、
泊まりがけで遊びに行かせてもらった時でした。


お友達のお母様が、
「クリスマスの一か月程前から、
少しずつ薄く切って食べながら、
クリスマスを待つのよ。」と言いながら、
真っ白に雪化粧した白い塊を
切り分けてくれました。


中には、真っ赤なドレンチェリーや
鮮やかな緑のアンゼリカ、
レーズンやナッツなどがぎっしり入っていて、
見るからにクリスマス感たっぷりの
ロマンティックな食べ物です。

「なんて夢のあるお菓子なんだろう!」と、
あの時の感動は忘れられません。


今回のパン教室のシュトーレンは、
“ヘーゼルナッツのショコラシュトーレン”


オレンジピールやヘーゼルナッツ、
チョコチップが粉と同じ位の割合で入っていて、
リッチ感溢れるレシピです。


思ったより粉の量が多くないのか、
手でこねてもそれほど疲れませんでした。

具材を混ぜ込んだ後、
イエス・キリストがおくるみに
包まれた姿を模して、
生地を二つ折りにします。(諸説あり)
あとは、焼き上がりを待ち、
バターを塗って、粉砂糖を振れば完成です。


本来、シュトーレンは、
少しずつ味が馴染んでいき、
変化を楽しみながら
薄く切って食べるものです。


しかし、我が家では、若干の味の変化に
気が付いた3日間で完食してしまいました。


たった3日間でしたが、クリスマスが近づく
喜びを感じさせてくれて、感謝の一言です。


ありがとう、今年のシュトーレン!




◎参考資料
『パンの事典 おいしいパンのある幸せな生活』
請求記号:596.5/セ 資料コード:510137845


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