| 2009/05/29 | スタッフのおすすめ本! (5月) | | by 図書館スタッフ |
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タイトル:柳宗民の雑草ノオト
著者名:柳 宗民/著
請求記号:470/ヤ
「せりなずな 御形はこべら 仏の座
すずなすずしろ これぞ七草」
お正月明け、七草粥に入れる菜をそれぞれ自分で集めたいのだけれど、
どのようなところに生えているのか知りたい、
というレファレンスをいただき、早速辞典類を調べてご紹介した。
近頃では、七草粥用に食材がセットで売られていて、
自分で野を探さなくても容易に手に入るようになったからというわけでもないだろうが、
それぞれがどのようなものか、自分もあやふやになっていることに気づかされた。
1月の寒さの中、まだ生えたばかりの若い草だったが、
「なずな・御形・はこべら・仏の座 」を道端で見つけることができた。
改めて、こんなものを食べていたのだと驚いてしまった。
このことを契機に雑草の本も手に取るようになった。
庭仕事の中でも、草取りはやっかいなものだ、抜き取ってもすぐにまた生えてくる。
放っておくとあっという間に生い茂り、新たな種をばら撒いてしまう。
したがって、できるだけ花をつける前には抜き取っておかなければならない。
このように、雑草はじゃまなもの、排除すべきものだったのだが・・・。
「柳宗民の雑草ノオト」は、美しいイラストと筆者の暖かい口調に、
ついつい時を忘れて引き込まれてしまう一冊だ。
それぞれの名前の由来や生態という点では知識の本として、
その草との苦労話やそれにまつわる思い出話という点ではエッセイとしても楽しむことができる。
読み進めていくうちに、「じゃまなもの」であったはずの雑草が、
愛らしくかわいいものに思えてくるから不思議だ。
筆者の思い出が自分のそれとリンクすることも多く、幼いころに思いをはせる。
れんげ畑で蜜を吸い、シロツメクサで首飾りを編み・・・
時間がたつもの忘れて毎日駆け回っていた幼いころ、雑草は大切な友人だったのを思い出した。
タイトル:大造じいさんとガン
著者:椋鳩十
請求記号:913/ム
ガンとは漢字で「雁」と書き、カモ科の水鳥のこと。
現在では数の減少により禁猟となっている。
これは猟師の大造じいさんとがんの群れの頭領「残雪」との戦いです。
猟師と獲物という関係でしかなかった両者ですが
幾度かの戦いを経て変わっていきます。
「強敵」と書いて「とも」、
「親友」と書いて「ライバル」というような感じでしょうか。
私がはじめて読んだのは小学生のときのことでしたが、
強く印象に残る作品でした。
今、読み返してみても面白いと思いますので紹介したいと思います。