タイトル:アマデウス
著者:ミロス・フォアマン/監督
出版社:ワーナー・ブラザース
出版年:2002年
請求記号:D7BF/ア
資料コード:630006562 など
1984年にアメリカで、ミロス・フォアマン監督によって制作され、
アカデミー賞も受賞した作品です。
主人公は、若くして亡くなったあの誰もが知る天才作曲家、
モーツァルトです。主な登場人物は、モーツァルトと、
そのライバル、サリエリです。モーツァルトの生涯を、
サリエリと対比させながら描かれています。
真面目で伝統を重んじる性格のサリエリと、下品で自由奔放な
モーツァルトとの対比がとても面白いところです。
史実とは異なっているところも多いようですが、当時の宮廷や音楽家たちの
雰囲気が、なんとなく感じられて興味深かったです。
モーツァルトの描かれ方も面白く、始めは、本当にこんな人だったのかなと
驚く場面も出てきます。でも個人的には、明るく楽しい曲の多い
モーツァルトのイメージにも近いところがあると感じました。
サリエリが歓迎のためにかいたマーチを、モーツァルトが
「つまらない」と勝手にアレンジしてしまうシーンや、
当時の貴族からしたら考えられないだろう下品な振る舞いをする彼を見て、
サリエリが驚愕するシーンなどは思わずクスッと笑えてしまいます。
そして、観終わったあと、またモーツァルトのいろんな楽曲を
聴きたくなります。