| 2011/04/29 | スタッフのおすすめ本!(5月) | | by 図書館スタッフ |
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書名:理科年表 シリーズ
請求記号:R403.6/コ
編集:国立天文台
[問題]
さくら(ソメイヨシノ)の開花日は、青森と鹿児島ではどのくらいちがうでしょうか?
このような自然科学系の調べものをする際、非常に便利なのが『理科年表』です。
『理科年表』の「生物季節観測平均値」という表をみると解答が分かります。
またこれにはソメイヨシノだけでなく、ウメ、タンポポ、ヤマツツジの開花日や
イチョウの黄葉日、イロハカエデの紅葉日も載っています。
植物だけでなくツバメの初見日、アブラゼミの初鳴日などもあります。
[答え]
青森の開花日は4月26日、鹿児島は3月26日(1971年から2000年までの平均値)
参考資料『理科年表』理科年表(平成21年) 国立天文台/編
『理科年表』には天文、気象、物理/化学、地学など多岐にわたる観測データが載っています。
是非一度ご覧下さい。ただ見るだけでも十分楽しい本です。
残念なのは中央図書館の『理科年表』は館内閲覧のみで貸出が出来ません。
出版年によっては分館の本が借りられますのでご相談下さい。
書名:『東京バンドワゴン』
請求記号:913.6/シ
著者:小路幸也
舞台は東京下町の老舗古本屋。
4作の短編で構成されているこの物語には、3世代同居の大家族と
ご近所さんたちが繰り広げる、一昔前のホームドラマを見ているような懐かしさがあります。
たくさんの登場人物に頭が混乱しそうになりますが、
亡くなった後も家族を見守り続けるナレーターのおばあさんのご案内で
安心して読み進めることができます。
主要人物は古本屋のご主人であるおじいさん、
伝説のロッカーであった60歳の息子、そして彼の3人の子どもとその家族。
未婚の母や異母父兄弟が絡み合うこの家族の関係は複雑で、
それぞれ個性的で好き勝手に自分の信じた道を生きているようにも見えます。
しかし4つのエピソードから、家族とはいえ考え方や生き方が異なるなかで、
それでも愛情と信頼を持ちながら暮らす姿に大きな絆を感じ、心が温かくなります。
『東京バンドワゴン』は続編がシリーズ化されています。
家族それぞれのその後を見守るのも楽しみです。