20年も元気に君臨していた猫王子、「こてつ」が3月に天国に旅立ちました。
いまだにあまり語れませんが、思い出には包まれています。
そんな私を心配して、娘が猫を保護している団体から、1歳半の男の子を譲り受けてきてくれました。臆病でシャイな子で「小太郎」と名付けました。
我が家に来たばかりは、こたつに入ったまま出てこず、姿を現したのは5日後でした。もっとかかると言われていたので、少し安心しましたが、我が家に来たくなかったのかな?と心配しました。
それからしばらくして、やっと猫王子がお世話になった動物病院にお礼に行けるようになり行ってみると、先生が埼玉で保護された地域猫を見せてくれました。
「6ヶ月の女の子の三毛猫でとても人なっこいですよ」
と先生。
仕事があったのでその事を家族に知らせて帰宅してみると・・・三毛猫ちゃんがちょこんといました。すぐに引き取りに行ったようです。女の子なので「小春」と名付けました。人なつっこいのですが、小太郎が近寄ると「ふーふー」と威嚇します。
慌ててゲージを準備して隔離。「小太郎」は保護されていた猫の中で暮らしてきたので猫は全く平気ですが、野良出身の小春は警戒心いっぱいです。雑誌の『ねこのきもち』など読んで解決策を探ってもみました。
3日目、仲良く遊んでる2匹の姿が!それからは気が合うのか、一緒に寝たり遊んだり。ホッと安心したのもつかの間、小春のお腹にしこりが出来、先生の所に駆け込む事になりました。そして何度か通院しているある日、先生がまた、
「埼玉からやって来た地域猫がいるの。この子も人なっこいんだけど、安心して渡せる飼主さんがみつからなくてね」
と3ヶ月の男の子の仔猫を抱っこしてこられました。
たまたま家族皆で来ていたので、あれよこれよと言うまに我が家の一員になったのが小次郎でした。
小春姉さんとの仲も1日で縮まり、今では血がつながった兄弟みたいに毎日大暴れで遊んでいます。先代のこてつと20年間一緒に暮らせたお礼に、今度は何か恩返しをと考えていました。大きな活動は出来ませんが、縁があってやって我が家に来た3匹のおにゃんこ達を、幸せに過ごせる様に愛していきたいと思います。「猫グッズ手作りBOOK」(iプラザ図書館資料コード:510647965)もおすすめです。
『ねこのきもち』(ベネッセコーポレーション 中央図書館所蔵)
