| 2010/01/26 | スタッフのおすすめ本!(1月) | | by 図書館スタッフ |
|---|
タイトル:それいけズッコケ三人組」
著者:那須 正幹/作 前川かずお/絵
請求記号:913/ナ
私もこのシリーズを子どもの頃によく読んでいました。
ところが、いつの間にか児童書を卒業しこのシリーズのこともすっかり忘れてしまっていたのです。
現在、中央図書館にズラリと「ズッコケ三人組」の本が並んでいます。
このシリーズは全50巻からなり、「ズッコケ三人組の卒業式」で最終巻となっています。
遠い昔のドキドキワクワクを思い出しながら、
あらためて今このシリーズを読みたくなりました。
単行本で読むのは少し恥ずかしいところですが
ズッコケ文庫という新書サイズのものもあるので安心です。
タイトル:ミーナの行進
著者:小川洋子
請求記号:913.6/オ
夏休みや冬休みにいとこの家で過ごした思い出を持つ人は多いだろう。
「ミーナの行進」は、中学生になったばかりの女の子が
いとこの家で一年間過ごした思い出を綴ったものだ。
父を亡くし、母親の仕事の都合で1年間伯母さんのところで過ごすことになった13歳の朋子。
伯母さんのうちは芦屋の高台にある洋館。お手伝いさんや庭師の人が住み込み、
かつては庭の一角に動物園があり、
子どもを乗せて動物園をめぐる電車が走っていたというくらいの裕福な家庭。
家族はドイツ人のおばあさん、伯母さん夫婦、
スイスに留学中のお兄さんと朋子より一つ年下のミーナ。ミーナは病弱で、
今までも入退院を繰りかえしている。
坂の多い地形のため、学校にはコビトカバに乗って通っている。
みんな思いやりのある人たちで、朋子を暖かく迎え入れてくれる。
そんな誰もがうらやむ光に満ちた家で過ごすうちに朋子は小さな影に気がつく。
優しく素敵な伯父さんがたまにしか帰ってこない。
そしてそのことを誰も話題にしない。みんな伯父さんのことが大好きなのに・・・。
誤植探しが好きな伯母さんも離れ離れの双子の妹を持つおばあさんもどこか寂しげだ。
物語の中には本の大好きなミーナが作る「秘密のお話」がちりばめられ、
美しい挿絵とともにたくさんの絵本を読んだような充足感も得られる。
また、ミュンヘンオリンピックで男子バレーを応援し、
寒い夜中にジャコビニ彗星群を見るためにでかけ、こっくりさんにワクワクしたり、
少女らしい淡い恋心があったりなどのエピソードも自分の過去とリンクし、懐かしくいとおしい。
物語の最後には家族の30年後が綴られている。
体の弱かったミーナのその後の姿に親族にでもなったように暖かく拍手したくなる。