書名:さがしもの
著者:角田光代
出版社:新潮社
請求記号:V 913.6 カ 角田光代さんは人間のどこかドロドロした心の奥底、
特に女性の心理描写がとても上手な作家さん。
長編小説は重く、読みごたえのあるものが多いです。
私は長くて重い小説がわりと好きなので、
いつもぐいぐい引き込まれて疲れ果てながら読んでしまうのですが、
こちらは短編集で、さわやかな後味の残るお話が多く、
さらっと読める素敵な文庫になっています。
9つの短編全て「本」にまつわるエピソードで
なかでも私のお気に入りは「彼と私の本棚」。
別れることになったカップルの本の思い出のお話です。
ある本に出てくる登場人物の服の色を
二人はまったく違うように記憶していて、
確認のために読み返す、というエピソードがあるのですが、
その結果がまたとてもしっくりくるもので。
「読書ってそういうものだよなあ」と思わされた一節でした。
角田さんの本にたいする愛が伝わってくる9編です。
この本は2005年に出版された
『この本が、世界に存在することに』
が文庫化にあたり、改題されたものです。
こちらの単行本、タイトルも装丁も本好きなら必ず惹かれてしまう素晴らしさ。
文庫でも、単行本でもお好きな方をぜひ手にとってみてください。
私は図書館で借りて読んだあと、即購入決定でした。
『この本が、世界に存在することに』角田光代 メディアファクトリー
913.6 カ
書名:ハッキヨイ!せきトリくんわくわく大相撲ガイド
ハッキヨイ!せきトリくんわくわく大相撲ガイド 押し出し編
著者:日本相撲協会/監修
出版社:河出書房新社
請求記号:Y788.1 /ニ JR総武線で両国駅を通過する際に見える国技館。
まだ私は、両国で相撲を見たことはないのですが、ぜひ行ってみたいと
常々思っています(蔵前は子どもの頃に行きました)。
ラグビーでもサッカーでもアイスホッケーでもそうですが、
実際に試合を観戦したときに伝わる迫力や面白さは、テレビではやはり
伝えきれないものが確かにあるといえます。
国技館の升席で力士のぶつかり合う音を聞き、お目当ての力士に声援を送り、
焼き鳥を肴にビールを飲む(深酒はいけないですよ)。
近いうちに実現したいところです。
そんな、相撲観戦初心者の私にとって最適な入門書を、中央図書館の
YA(ヤングアダルト)コーナーでみつけました。
横綱をめざして稽古中の「ひよの山」を案内人に、相撲部屋を訪問したり、
人気力士を密着取材したり、大相撲にまつわるあれこれをレポートしたりと、
楽しい趣向が満載です。ひよの山たちが活躍する4コママンガ、
「ハッキヨイ!せきトリくん」も楽しいです。
本書をじっくり読んだら、巻末の大相撲検定クイズにも
ぜひ挑戦してみてください。
あと、日本相撲協会ホームページには、「ハッキヨイ!せきトリくん」の
公式ページもありますので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
http://www.sumo.or.jp/sekitorikun/index