先日、さいたま市大宮盆栽美術館に行ってきました。
さいたま市大宮盆栽美術館は、大宮にある世界で初めての公立の盆栽美術館です。何年か前に来訪した際の季節は、夏から秋口に差しかかる頃。実もの盆栽群に、実がたわわに実っていたのが印象的でした。その時撮影した写真がこちらです。

今回は、冬の季節での来訪。
「葉や実の少ない冬の季節の盆栽は、その枝ぶりや枝先の細かさを楽しめる。」
盆栽美術館の職員の方に教えていただいた冬盆栽の一つの鑑賞ポイントを元に、花梨の盆栽を見てみると…

…確かに、枝先の繊細な伸びが、冬の冷たい空気の中で際立って綺麗に見えました。次の季節へとバトンをつなごうとする手のようにも、空気を掴もうと放っている網のようにも見えました。
盆栽には、季節ごとの楽しみ方があることを知ってしまった私。春にも再訪し、次は春盆栽の魅力に浸りたいと思いました。
稲城市立図書館には、盆栽についての資料も多数所蔵しています。盆栽の写真を多く掲載している資料もありますので、お時間あるときに、お手に取ってご覧ください。