| 2008/12/26 | スタッフのおすすめAV!(12月) | | by 図書館スタッフ |
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タイトル:ディスクリートミュージック
演奏者:ブライアン・イーノ
請求記号:C7CH/ブ
環境音楽=アンビエントミュージックの創始者と言われる、
ブライアン・イーノによる1973年発表の一枚。
1曲目が30分超。2~4曲目はパッヘルベルのカノンをアレンジした曲となっています。
これを聴いた私はものっすごく眠くなりました。
と言うよりも、いつの間にか寝てしまいました。
これは音を楽しむCDではないと思います。
従来の、音楽と言う概念から離れたところに何かがある。
あっても無くても構わない音の群れ。
けれども、流していることで確かにゆったりしているのが解る一枚。
横になってCDを流すだけで相当リラックスできます。
疲れている。最近眠れないと言う方におすすめです。
図書館にはもう一枚イーノのCD『Ambient:Music for Airport』があります。
こちらもかなりゆったり出来るCDですので併せてどうぞ。
タイトル: 平均律クラヴィーア曲集全巻
演奏者: スヴァトスラフ・リヒテル
請求記号: C7CQ /バ
音楽室の肖像画には必ずある「音楽の父」バッハの作品です。
この曲集は全ての長調と短調を網羅した48の「前奏曲と
フーガ」です。全曲通して聴くのは正直言ってつらいので、
いささか後ろめたく思っていましたが、バロック音楽の時代に
おいて最も偉大な作曲家であるバッハは、時代の典型的な作曲家とは
いえない、また「聴いて感覚的に楽しむ」音楽というより、抽象的
かつ難解であるということを知り(岡田暁生著『西洋音楽史』)、
なーんだ、わかりにくくて当然なんだと随分、気持ちが楽になりました。
しかし、じっくり聴くと、この曲の美しさ、感性の深さ、プラス
作曲的に非常に工夫して構成されていることに気づかされます。
感覚的だけでなく頭も使って聴くことが求められるので、私は
時々、1、2曲ずつぽつぽつ楽しんでいます。
そして、リヒテル。ここでは透明でほの暗い美しい音により
バッハの深い精神性を表現しています。時代を経ても古びない
普遍的な演奏だと感じます。リヒテルのどこか孤高を感じさせる
音楽に、私は時に胸が詰まるような思いがするのですが、
この演奏家は、暗闇に光がぽっと灯るように、その手から音楽を
生じさせ、私たちの心を響きで満たしてくれるのです。