暑くなってきました。これからの季節に食べたいもの…梨やぶどう!
稲城市内は、梨農家さんが身近なところで見られます。
通勤ルートに大きな梨農家さんがいくつかあり、図書館に通いながら、楽しく眺めています。
春は桜の花と同じころに、かわいい梨の白い花が咲きました。同じバラ科だけあって、桜によく似た可憐な花です。
花が終わると、若葉が出てきて、あっという間に大きな葉をたくさん茂らせます。
5月、6月…しばらく変化なしだなと油断していたら、いつの間にか茶色の袋が葉の間から見えることに気づきました。実に被せる袋があちらにも、こちらにも!もう梨が実ってきているのですね。
ところどころ、薄緑色のきれいなぶどうも見えます。小さいけれど、シャインマスカット?
春からずっと農家さんのお仕事ぶりを見てみたいなあと思っていました。
朝8時前には誰もいません。夕方もやはり誰もいません。昼間お仕事されている時間は私も図書館にいるので、なかなか会えないわけです。
そうこうするうちに7月になり、暑くなってきました。
そして…念願が叶いました!農家さんのお仕事が7時台となり、毎日作業をされている様子を、通勤中に見られるようになったのです。
雑草を刈っていたり、枝を見上げて作業していたり、農業機械で畑内を移動していたり…丹精込めて梨やぶどうを育てている様子を拝見できて、ワクワクします。
出荷されるのは8月中頃でしょうか。今年も買いに寄りたいです。
稲城のおいしい梨やぶどうが世代を超えて、ずっと生産されますように。
稲城の大切な風景が子ども達に残っていきますように。
図書館でも梨の本を夏の終わりに展示したいです。

〈参考文献〉
『ナシの絵本』(410846278)澤村豊/へん,梶浦一郎/へん,青山友美/え 農山漁村文化協会
『しらべよう!47都道府県のくだもの』(411338881) 河鰭 実之/監修 野菜・くだもの探検隊/編著 汐文社 p.34~35