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2021/04/27

『月の名前』

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
タイトル:月の名前
著者:高橋順子/文 佐藤秀明/写真
資料コード:611553928(中央)、510554024(iプラザ)
請求記号:446/タ

「月が綺麗ですね。」

かの夏目漱石が英語教師時代、
“I love you”を「我君を愛す」と訳した生徒に
「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておけ」
と言った、という話があります。
さすがは漱石先生、なんと浪漫ちっくな。

日本人は古くから、月がその時々に見せる姿にそれぞれに名前を付け、
どの月の美しさをも称えてきました。

この『月の名前』は、さまざまな月の名称、月にまつわる語句や詩、
そして写真を満載した素敵な本です。

この本を見ると、美しい呼び名の多いこと、
バラエティに富んでいることは驚くほどで、わが国で月がいかに
愛されてきたかがよくわかります。

たとえば、今の季節ならどんな呼び名があるのかいなと
“四季の月の章”から“春の月”の項を見てみると、「朧月」
「春月(そのまんまですが笑)」「薄月」「淡月」などが挙げられています。

では「朧月」とは何ぞやと見ますれば、
「おぼろにうるんだ情感豊かな春の月のこと」と説明があり、
「大原や蝶の出て舞ふ朧月(丈草)」の句が添えられ、
さらに、満開の見事な桜の古木の上に月がまさしくおぼろに浮かんでいる、
それはもう夢のように美しい写真がページいっぱいに載っているという具合。

おお、これぞまさに“I love you”!
もっとも、漱石のこの有名な逸話は出典も定かでない
都市伝説なんだそうですね。んー、ちょっと残念。

でも。「今日の月はどんな名前かな?」とページをめくって
見比べつつ夜空に浮かぶ月を眺め、たとえ想う人が隣に居なくとも、
「月が綺麗ですね」とそっと呟いてみるのも悪くない、気がします。

今夜はお月見、いかがですか?
05:30