- 平成18年4月20日
13カ月にわたる建物の工事が無事終了しました。駐車場が作られ、施設の周りには季節ごとに花を咲かせる様々な樹木が植えられました。城山通りからエントランスへ続くスロープも整備され、スロープの壁面には、市民の皆さんが愛知万博へ出展されたタイルのモザイク画が飾られています。
4月に入り、館内にはたくさんの本棚や机・ソファといった家具類が次々と設置され、施設全体が俄かに図書館らしさを帯びてきました。
新しく図書館に入った本や、テーマに添って選ばれた本が展示される新着図書・特集展示棚を始め、多彩な資料を収めるに相応しい様々な本棚が並べられています。
5月の連休明けからは、本格的に資料が運び込まれます。資料が探しやすいように、新しい本棚に工夫して収めていきます。
▲ タイルの壁画で飾られたスロープ周り(写真)
▲ 一般図書スペースに並ぶ本棚の枠組み(写真)
▲ 新着図書・特集展示棚(写真)
- 平成18年3月20日
建物の完成を間近に控え、図書館棟・体験学習棟ともに最終仕上げ工事が行われています。
全面窓へは大きなブラインドが、新聞・雑誌スペースには暖かな光色の照明器具が設置されました。床には100%リサイクル可能な素材で作られているタイルカーペットが敷き詰められました。吸音性にも優れているので、気兼ねなく書架を回って歩くことができます。図書館と体験学習館をつなぐ連絡通路の床にはタイルが貼られ、体験学習館側の受付けカウンターも完成しました。
残りの器具を取り付け終えると、建物全体のクリーニングが行われます。その間、施設が安心して利用していただける状態になっているかを確認するために様々な検査が行われます。そして充分に安全が確認された後、徐々に書架などの家具が設置されていきます。
▲ 施設全体の様子(写真)
▲ 図書館と体験学習館をつなぐ連絡通路(写真)
▲ 体験学習館側 受付カウンタ-(写真)
- 平成18年2月20日
外部を囲っていた足場が取り払われ、施設全体がよく見えるようになりました。
右の写真は、城山通りの南多摩駅側から建物を見上げるように撮影したものです。この角度から見ると「緑の丘に浮かぶ体験型複合施設」というこの施設のコンセプトをイメージしていただけるのではないでしょうか。
開館を迎える7月1日には、城山公園の緑を背景に、白を基調とした建物が夏の日差しを受けて光り輝くことでしょう。
図書館棟では児童図書スペースから新聞・雑誌コーナー、一般図書スペースにかけての大きな全面窓が目を引きます。
建物の中に入ると、この全面窓が高低差のある立地を活かして、市街地の景色を施設に取り込んでいることが分かります。窓際には、ソファや閲覧テーブルが配置され、ゆったりと読書が楽しめる環境になります。
今後は図書館棟・体験学習棟ともに最終仕上げ工事に入り、照明器具などの取り付けや床張りが行われます。
3月からは、消防・建築などの検査や室内空気環境測定などが行われ、建築工事から開館へ向けた準備作業へとバトンが引き継がれます。
▲ 南多摩駅側から見上げた図書館棟(写真)
- 平成18年1月20日
図書館棟・体験学習棟ともに外装の仕上げ工事が進み、外壁は白いタイルとガルバリウム鋼板で覆われました。体験学習棟では、屋上にメキシコマンネングサという地被類の植物を植え、屋上緑化を行いました。屋上緑化することで、太陽の照り返しや建物の階下に伝わる熱量を減らすことができ、ヒートアイランド現象と言われる都市気温の上昇を抑制するなどの効果があると言われています。
また、施設の周りを整備する工事も行われています。建物の東側道路から体験学習棟へ伸びる階段やスロープが作られ始めました。施設への出入りのしやすさを確保するとともに、周辺の環境との調和も考慮し、東側の歩道沿いにはオオムラサキツツジ500株を植えるなど、緑化に努めています。
▲ 体験学習棟の屋上緑化工事が完了した様子(写真)
- 平成17年12月20日
図書館棟では、内装・外装ともに仕上工事を行っています。外壁は下地を施した上にタイルが貼られ、完成時の様子に近づいてきました。建物内部では天井設備の配管工事が済み、壁にボードが貼られ、ガラスのはめ込みも進められています。また、地下の閉架書庫工事も進んでいます。中央図書館では、利用者が館内の検索端末から直接取出し依頼ができる自動化書庫システムを導入します。希望された資料を機械が自動的に探し出し、スタッフのいるサービスカウンタまで届けます。
地下には約19万冊の図書を収容するための書架や、図書を搬送するためのコンベアおよびリフトが装備されています
▲ 内装が進む図書館棟一般開架スペースの様子(写真)
▲ 地下閉架書庫内の書架とリフトの様子(写真)
- 平成17年11月20日
建物の骨格を形成する「躯体」や「鉄骨」の工事が終わり、施設の天井内に様々な器具を取り付ける作業を行っています。上の写真はレファレンススペースの天井です。空調のためのダクト(空気を送る四角い管)や、電気配線を渡すためのはしご状のケーブルラックが吊られています。
この部分は、天井仕上げの後は見えなくなります。
屋上工事も進んでおり、下地を施した後にシートを張るなどの防水工事を行っています。(下の写真)
内装・外装の仕上げ工事も11月中旬から本格化しています。また、地下の閉架書庫工事にも本格的に取り掛かっています。
▲ 天井に吊られたダクトとケーブルラックの様子(写真)
▲ 体験学習棟の屋上工事の様子(写真)
- 平成17年10月20日
10月に入り、図書館棟のコンクリート工事が終了しました。コンクリートを固めるために組まれていた型枠や、周囲の足場の一部が取り除かれ、図書館の広さが実感できるようになりました。
児童コーナーのおはなし室となる部分が、外からでもよくわかります。
今後は、図書館棟1階部分の仕上げ工事に移っていきます。
体験学習棟の中を覗いてみると、天井部分を歪みなく固めるために多くの鉄パイプが林立している様子が見られます。
今後、体験学習棟でもコンクリート工事が終了すると、順次型枠が外されていきます。
▲ 楕円に組んだ朱色の柱部分がおはなし室(写真)
▲ 体験学習棟で天井を支える鉄パイプの様子(写真)
- 平成17年9月20日
図書館1階立ち上がりのコンクリート工事が完了しました。引き続き2階立ち上がりの床、壁などの鉄筋工事や、コンクリートを流し込む鋳型となる型枠を作る工事が始まっています。体験学習棟も地上階の鉄筋と型枠が組み立てられました。前面道路側開架スペースの鉄骨を立てる作業も進み、外部からも建物の形状がよく見えるようになりました。
柱となる鉄骨や屋根を支える鉄骨をクレーンで吊り上げ、接合部をボルトで締めていきます。
施設全体を囲むように組んだ足場の内側には、木材で作られた型枠が立っている様子が見えます。外壁は二重構造になっており、外からの音を伝わりにくくし館内を静かに保つことや、外気の温度を直接伝えないことで結露を防ぐことに効果を発揮します。
今後も、仕上に用いる建材にアスベストが含まれていないかなどをよく確認し、安全と環境に充分配慮した建材を用いて工事を進めていきます。
▲ 施設全体が組まれた足場で囲まれた様子(写真)
▲ クレーンで鉄骨が吊り上げられる様子(写真)
- 平成17年8月20日
図書館棟・体験学習棟ともに、地下工事が完了しました。引き続き地上部の躯体工事を行っています。1階床コンクリートの上に、柱と壁の鉄筋や型枠が作られていきます。躯体工事が進むにつれ、少しずつ建物の形が見えてきます。
施設が完成すると、写真の右端が厨房・喫茶室に、左端は団体貸出室になります。
体験学習棟の地上躯体工事も進められており、仮囲いの外からも建物外部の足場が見えるようになりました。
今後、地上部分の躯体工事から外装・内装の仕上げへと進むにつれ、次第に施設の全貌が明らかになっていきます。
▲ 図書館棟エントランス付近より西側を見た様子(写真)
▲ 体験学習棟側の足場の様子(写真)
- 平成17年7月20日
図書館棟の地下工事が順調に進められています。コンクリートを流し込み、木材で作った型枠を撤去した部分から、土の埋め戻し作業を行っています。現在は地下掘削の際に出た土が城山公園側に盛ってありますが、埋め戻しの進捗につれ、その土の山も小さくなってきています。
埋め戻した土の上にはコンクリートを流し、その上に断熱材と防湿フィルムを敷くことで、地面からの熱と湿度を遮断し、暑さ・寒さを緩和して、床が完成した後の快適性を確保しています。
また体験学習棟も基礎工事が進み、耐圧盤のコンクリートが打設されました。体験学習棟の地下部分には、屋根に降った雨水を飲料用以外の目的で再利用するための雨水貯留槽を作ります。
▲ 城山公園側からの工事の様子(写真)
▲ 体験学習棟の地下工事の様子(写真)
- 平成17年6月20日
先月に引き続き、基礎工事が進められています。地下の自動書庫部分は壁の型枠工事に入り、1階部分の基礎工事は図書館全体へと範囲を広げています。
また、体験学習棟もすでに基礎工事が始められています。今後は型枠工事が終わり検査工程を終了した工区から、コンクリートの流し込み作業を行います。
▲ 城山公園側からの建築現場の様子(写真)
▲ 地下部分 基礎工事の様子(写真)
- 平成17年5月10日
先月から行われていた杭打工事が終了し、建築物の骨組みを支える基礎工事が始まりました。鉄筋を組んだ後、鋼管でベニヤ板を補強した型枠に順次コンクリートを流し込む作業が8月始め頃まで続いていきます。
型枠材はコンクリートが固まり次第解体し再利用しますので、捨てることなく何回も使われます。
5月10日現在、土を掘り出した地下部分の基礎や床を作っています。この部分は、完成時に多くの資料が保存される自動書庫になります。
19万冊以上の本の収納を予定していますので、その重さを支えるために、しっかりした基礎部分の工事を行っています。
これらの工事を経て、図書館という建築物を支える基礎が固められていきます。
▲ 中央図書館工事現場全体の様子(写真)
▲ 地下1階の自動書庫にあたる掘削箇所の様子(写真)
- 平成17年4月15日
準備工事、山留工事が終了し杭工事に入ってきました。工事現場に高さ27メートルになる杭打機を搬入し、事前に行った地盤調査結果に基づいて杭を打設していきます。また同時に、建物の基礎を造るために表層の土を掘削しています。
▲ 杭工事の様子(写真)
- 平成17年3月4日
3月1日、いよいよ中央図書館の建設工事に着工しました。今後、建築工事・内装・設備・外構工事と経て、平成18年3月末に建設工事は完了する予定です。その後開館準備期間をおいて、平成18年7月1日にオープンします。
▲ 建設着工の様子(写真)