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2022/03/17

松岡享子先生とお話と「うさこちゃん」

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
1月25日、児童文学者で文化功労者でもある、
東京子ども図書館の名誉理事長の松岡享子先生がお亡くなりになった。
その数日前、定期購読している「こどもとしょかん」が届き、
先生は療養中で東京子ども図書館の職員の方と電話やメール、
ときにはZoomを使ってやりとりをしているという近況報告を
目にしていただけに、ショックが大きかった。

東京子ども図書館は中野区にある私立の図書館で、
私は約20年前にお話(ストーリーテリング)の講習会に通っていた。
講師は二人いて、その内の一人が松岡享子先生であった。
課題に取り組み、お話を発表し、多くのお話に触れ、
年齢も職業も住所も様々な同期と共に学んだ、かけがえのない2年間だった。

その後、私は結婚・妊娠し、出産予定日は松岡先生の誕生日と同じ
3月12日だった。松岡先生と同じ誕生日になるかもしれない!
と思っていたが、せっかちな娘は予定日よりも早く生まれてきた。

娘は家にあるミッフィーのぬいぐるみがお気に入りだ。
松岡先生も翻訳された「うさこちゃん」シリーズの絵本は、
図書館で読んだり借りたりして、夫と私でほぼ全部読み聞かせを
したように思う。家にある「うさこちゃん」シリーズの絵本は
どれも娘のお気に入りで、数えてみたら10冊あった。
娘が「うさこちゃん」と言えなくて「ちゃーちゃん」と言っていた頃が
懐かしい。

6年前、東京子ども図書館で講習会の同期と集まる機会があった。
当時、私は三重県に住んでいたが、どうしても参加したくて日帰りで参加した。
その際、娘が大好きだった絵本『うさこちゃんのてんと』を持参し、
松岡先生に「娘が大好きなんです。」と図々しくもサインをお願いした。

その後、夫の仕事の都合で関東に引っ越してきたので、
娘を連れて東京子ども図書館に行った。
残念ながら松岡先生にはお会い出来なかったが、大好きな図書館に
娘を連れて来られて満足だった。

4月から少し子どもの手が離れる。
今はお話を語る機会も勉強する場もあるが、最後にお話を語ってから
10年のブランクがあり、お話を語るには至っていない。

里帰り出産のために帰省した際、たまたま会った講習会の同期に
「お話は逃げないよ。いつでも始められるから。」と言われたことを思い出す。
もしかしたら今がそのタイミングなのかもしれない。
まずは松岡先生の本を読み返すところから始めようと思う。
05:30