(2011年3月はっこう)
はしをわたらずはしわたれ

小野(おの) かおる/さく 福音館(ふくいんかん)書店(しょてん)
昔話(むかしばなし)にもよく橋が出てきますが、人間が橋を作り始めたのは、言葉を話すより前からだそうです。
橋をかけるのは、大変(たいへん)なことだったので、人々は知恵(ちえ)をしぼり、力を合わせて作ってきました。
この本ではそんな橋の歴史(れきし)をたどりながら種類(しゅるい)やしくみについてわかりやすく紹介(しょうかい)しています。
見習い魔術師トトの冒険Ⅰ

立石(たていし) 彰(あきら)/作 二木(にき) 真(ま)希子(きこ)/絵 講談社(こうだんしゃ)
トトは弱虫で戦(たたか)うことの嫌(きら)いな落ちこぼれ見習い(みならい)魔術師(まじゅつし)。
国境(こっきょう)を守りに伝説の魔術師ヨーゼフの所へ行きますが、ヨーゼフは実はトトのおじいちゃんでした!
ヨーゼフのもとで働(はたら)くうちに国境での戦いの隠(かく)された秘密(ひみつ)を知ったトト。
友達や大事なものを奪(うば)われる中、はたして彼らを救(すく)うことができるのでしょうか?
そして隠された秘密とは…?
棚田を歩けば

青柳(あおやぎ) 健二(けんじ)/文・写真 福音館(ふくいんかん)書店(しょてん)
棚田(たなだ)とは、山の斜面(しゃめん)や谷間に階段状に作られた田んぼの事をいいます。
日本各地にありますが、それぞれの土地によって形もいろいろ、又(また)、季節や時間によっても様子が変わります。
アジア・アフリカにある大きさや形の違う棚田も紹介されています。
稲の成長の様子やそこにいる生き物にも出会える写真絵本です。
いろいろな棚田を写真でぜひ見てみて下さい。
小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅

佐藤(さとう) 真澄(ますみ)/著 渡辺(わたなべ) 勝巳(かつみ)/監修 汐(ちょう)文社(ぶんしゃ)
2003年に宇宙(うちゅう)への航海(こうかい)が始まった小惑星(しょうわくせい)探査機(たんさき)「はやぶさ」。
世界中の研究者(けんきゅうしゃ)が驚(おどろ)くほど、未知(みち)のプロジェクトでした。
いろいろなトラブルを乗り越(のりこ)え、2010年ボロボロになって地球に帰還(きかん)するまでの7年間。
困難(こんなん)に負(ま)けず目的を成(な)し遂(と)げた「はやぶさ」と日本の研究者達の冒険の話です。
行け!シュバットマン

村中(むらなか) 李(り)衣(え)/作 堀川(ほりかわ) 真(まこと)/画 福音館(ふくいんかん)書店(しょてん)
ぼくのおかあさんは正義(せいぎ)の味方“シュバットマン”のスーツアクター。
でもこのことは恥(は)ずかしくって絶対友達には知られたくない。
ある日ライバルのげんが、シュバットマンの熱烈(ねつれつ)なファンであることがわかった。
ぼくはげんを“女の子にもてるやなやつ”と思っていたけれど…。
びりっかすの神さま

岡田(おかだ) 淳(じゅん)/作・絵 偕成社(かいせいしゃ)
一番をとるのとびりになるのどっちが難しいかな?
転入生(てんにゅうせい)の始(はじめ)が教室で見たのは、背中に小さな翼(つばさ)をつけた20cmくらいの
透(す)きとおった男だった。これって死神?
ティムール国のゾウ使い

ジェラルディン・マコックラン/作 こだま ともこ/訳
小学館(しょうがくかん)
ティムール国は14世紀(せいき)に中央アジアを支配(しはい)した国。
ティムールの少年戦士ラスティとインドのゾウ使いの少年カヴィは戦いの中、敵(てき)同士として出会います。
二人はゾウを世話することで友情を育(はぐく)みますが、穏(おだ)やかな生活は続(つづ)きません。
戦いに巻(ま)き込(こ)まれる二人は幸せになれるのでしょうか?
おコン草子

齊藤(さいとう) 飛鳥(あすか)/作 ナツコ・ムーン/絵 童心社(どうしんしゃ)
おコンはキツネと人間の間に生まれた、人一倍(ひといちばい)元気なおひげの女の子。
弥兵(やへい)は長者(ちょうじゃ)様の末(すえ)息子(むすこ)の病弱(びょうじゃく)だけど気の強い男の子。
二人は正反対(せいはんたい)だけど、一番の仲良(なかよ)しでした。
そんな弥兵(やへい)の命がこの夏までと聞いたおコン。
命を救おうと妖怪(ようかい)の出るイラズ山に一人旅(たび)立つのですが・・・。
台所のマリアさま

ルーマー・ゴッデン/作 猪熊(いのくま) 葉子(ようこ)/訳
評論社(ひょうろんしゃ)
お手伝(てつだ)いさんとして家にやってきたマルタ。
グレゴリーは大好きなマルタのために「台所のマリア様」を用意しようとするのですが…。