（2012年7月はっこう）

じっぽ

たつみや　章（しょう）／作
広瀬　弦（ひろせ　げん）／画
あかね書房（しょぼう）
台風の翌日（よくじつ）、ぼくはゴミの山になっているドブで、どろだらけのうごくかたまりをひろった。それをシャワーで洗（あら）ってみると、頭にお皿（さら）が…。
カッパかな？　ぼくは、“じっぽ”と名前をつけてないしょで家で飼（か）うことにした。“じっぽ”はとてもくいしんぼう。家においておくのもしんぱいなので、ある日、ぼくは“じっぽ”を学校へ連（つ）れて行(い)くことにした。すると…。

目をさませトラゴロウ

小沢　正（おざわ　ただし）／作
井上　洋介（いのうえ　ようすけ）／絵
理論社（りろんしゃ）
トラノ・トラゴロウは山の竹やぶにすんでいた。ある日、きつねが“一つのものを二つにするきかい”を見せにきた。トラゴロウがその“きかい”の中に入って、きつねがハンドルを回すと…。ほかに7つのお話があります。

赤ちゃんおばけベロンカ

クリスティーネ・ネストリンガー／作
フランツィスカ・ビアマン／絵
若松　宣子（わかまつ　のりこ）／やく
偕成社（かいせいしゃ）
ヨッシーはとてもこわがりやの男の子。こわいものなしの妹のミッツィに“びくびくウサギおにいちゃん”なんてよばれてる。ヨッシーはそんなミッツィをこわがらせるために、おばけを作ることにした。

盆（ぼん）まねき

富安　陽子（とみやす　ようこ）／作
高橋　和枝（たかはし　かずえ）／絵
偕成社（かいせいしゃ）
なっちゃんはお盆のころになると、笛吹山（ふえふきやま）のおじいちゃんの家に行きます。親せきが大ぜい集（あつ）まりとてもにぎやかです。それに、おじいちゃんやおばあちゃんが不思議（ふしぎ）な話をしてくれるのです。どんな話かというと…。

トマトのひみつ

山口　進（やまぐち　すすむ）／文・写真（しゃしん）
福音館書店（ふくいんかんしょてん）
夏の日ひざしをあびて、まっ赤なおいしそうなトマト。ある夜、トマト畑（ばたけ）にクモが巣（す）をつくったけれど、ぜんぜん虫が来ない。じつは、トマトには不思議（ふしぎ）な力があるんだ。

地球（ちきゅう）をほる

川端　誠（かわばた　まこと）／作
ＢＬ出版（しゅっぱん）
夏休みに、つよしとけんたは地面（じめん）にあなをほって、地球のうらがわのアメリカへ行くことにした。地球の中のことをいろいろとしらべて、もちものの準備（じゅんび）もできた。ペンフレンドのサンダースさんの家をめざして、さあしゅっぱつだ！

シールの星（ほし）

岡田　淳（おかだ　じゅん）／作
ユン・ジョンジュ／絵
偕成社（かいせいしゃ）
先生はテストで100点をとったら星型（ほしがた）のシールをくれる。マアコは18コ、一平（いっぺい）は3コ、しんちゃんは0コだ。しんちゃんはニコニコマンだけど勉強（べんきょう）は苦手（にがて）だから、なかなかシールをもらえない。そこで、マアコと一平は…。

セミくんいよいよこんやです

工藤（くどう）ノリコ／作・絵
教育画劇（きょういくがげき）
「いよいよ、こんやです。」
それを聞いた虫たちは、地面（じめん）の上で、いそがしそうに準備（じゅんび）をはじめました。さて、何がはじまるのかな？

チリメンモンスターをさがせ！

きしわだ自然資料館（しぜんしりょうかん）／監修（かんしゅう）
きしわだ自然友の会／監修
日下部　敬之（くさかべ　たかゆき）／監修
偕成社（かいせいしゃ）
チリメンモンスターとは、チリメンジャコの中にまじっている小さな生きものたちのこと、通称（つうしょう）チリモン。チリモンはいろんな姿（すがた）や形で、チリメンジャコの中に、かくれているよ。みつけられるかな…。

森を育（そだ）てる生きものたち

谷本　雄治（たにもと　ゆうじ）／文
盛口　満（もりぐち　みつる）／絵
岩崎書店（いわさきしょてん）
森は生きている。はっぱを食べる虫がいる。花のみつをすう虫もいる。木の実（み）を食べるけものがいる。いろんな生きものがいるから、森は生きつづける。