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にわか鉄道ファンの極小旅行

先日、小学生の娘がいきなり「新幹線に乗ってみたい」と言い出しました。
どうやら最近好きで見ているロボットアニメに影響を受けたようです。

新幹線に乗ると言っても、今から遠出の旅行を計画するのはちょっと難しそう……
ということで急遽、小旅行ならぬ極小旅行を決行することにしました。

旅程はこうです。

まず稲城から東京駅に行き、東京-大宮間を新幹線で移動。その後、大宮の鉄道博物館に立ち寄って帰路は在来線で、という非常にコンパクトな日帰り旅行です。

ちなみに東京駅から大宮駅までは、高崎線を使うと所要時間は約35分ほどで運賃は大人580円。
それが新幹線になると所要時間は約25分に短縮される代わり、お値段は自由席で1670円となります。
ある意味贅沢というか、酔狂というか……
個人的には、これまで遠方への旅行に使ってきた新幹線をこんな風に利用したのは初めてのことです。

たった25分間の乗車でしたが、娘はお目当てのE5系に乗ることができてご満悦でした。
新幹線ならではの滑らかな加速や、揺れや騒音の少なさに感心している様子は何だかいっぱしの「鉄」のよう。
その後の大宮鉄道博物館でも体験展示や運転士教室などを楽しみ、にわかながらも鉄道愛を深めているようでした。

新幹線ファンの娘に対し、私の方は作家・内田百聞のファン。
鉄道博物館には『阿房列車』の一場面を思わせる昭和中期の鉄道車輌が展示されていたり、レトロな食堂車を模したレストランがあったりと、百聞好きにとっても見ごたえたっぷりでした(もちろん、東京駅のステーションホテルも外せない「聖地」の一つです。いつか宿泊したいものですが……)。

『阿房列車』の
なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」ならぬ、
なんにも用事がないけれど、新幹線に乗って大宮へ行って来ようと思う、という一日。
思い立ったが吉日でふらっと出かけた小さな旅行でしたが、親子ともに、思いのほか充実した一日にすることができました。

参考図書

タイトル:『阿房列車』
著者:内田百聞
請求記号:915.6/ウ
資料コード:650012006