ある日のお昼過ぎ、「ピンポーン」インターフォンが鳴りました。
誰かと思ったら、1・2年前にお隣に引っ越してきたご夫婦。
マスクをして出たら、そこにはご夫婦とベビーカーにはあかちゃんが。
里帰り出産をして、産後1か月で戻られたとのこと。
「これからご迷惑をおかけします」と、家族揃って挨拶に来られました。
「おめでとうございます。お気遣いなく~」と私。
「結構、泣き声が大きいので…」と新米ママ。
「あかちゃんの泣き声は癒しですから。うちの小学生の娘の泣き声と
私の怒る声もうるさいと思いますから、お気遣いなく~」と私。
9年前、私も産後1ヶ月で千葉の実家から戻って
親子3人での生活をスタートしました。
当時は夫の仕事で大阪に住んでいたので、
娘は生後1ヶ月で新幹線デビューして。
当時の私達も自宅に戻ってお隣にご挨拶に行き、
「泣き声は気にしなくていいよ~。どんどん泣かせていいからね~」
と温かく言っていただきました。
久しぶりに生後1ヶ月のあかちゃんを見て、
「うちも娘が生後1ヶ月で自宅に戻ってきたなぁ。
こんなに小さかったっけ?」と懐かしさがこみ上げてきました。
そして9年経って私が「大丈夫ですよ~。気にしないでくださいね~」
という立場になったことに、「娘も大きくなったなぁ。
私もママ歴9年かぁ…」と思うと共に、お隣のあかちゃんの成長が
楽しみになりました。
図書館でも抱っこやベビーカーで来館していたあかちゃんが、
いつの間にか歩けるようになったり、おしゃべりができるようになったり、
自分で本を手に取るようになったり、成長を垣間見ることがあります。
今はコロナ禍で、おひざにだっこのおはなし会等の定例行事を
お休みしていますが、また一緒に絵本やわらべうたを楽しめる日が来るのを
心待ちにしています。