皆様、今年もあとわずかで終わりますね。
毎日、忙しくて、風景を楽しむ余裕がありませんが、
先日、稲城市の図書館ボランティアひよこの研修で
城山公園の雑木林(中央図書館裏)を散策しました。
それはフィールドワークといって、野外調査のことです。
今回は、かがくの絵本に描かれた植物を探しに行きました。
意外にもたくさんの植物に出会うことができました。
まず、どんぐりを発見!コナラ・クヌギ・クリの木を探すことができました。
すると、どんぐりからなんと芽が出てきたものを見つけました。
皆さん、どんぐりの芽はどんな風に出てくるかご存知でしょうか?
ぜひ探してみてください。
次に、においにびっくりする植物を二つ発見しました。
一つはヒサカキです。花が咲きますが、
白くとても小さいので可愛らしいです。しかし、ガスのにおいがします。
もう一つはクサギです。
においからそう名づけられたそうです。
これには、青い実がなります。染料として使われるそうです。
他に、タンキリマメ(赤い葉っぱの中に黒い実が付いている)や、
ムラサキシキブ(葉や茎に毛がある)、ユズリハ(お正月のしめ飾りに
ついている)がありました。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』加古里子さく/え 福音館書店(1967年2月)
に出てきます、ヤツデもありました。↓
とても夢中になり、楽しいフィールドワークでした。
さて、最後に問題です。この下の写真の植物は何でしょう?
○参考資料紹介
『低地の森林植物』奥田重俊/武田良平/著・東海大学出版会/発行 1985年
『こならぼうやのぼうし』八百板洋子/ぶん ちいさなかがくのとも2002.10号
『どんぐりを おとしたのは だれ?』高柳芳恵/さく かがくのとも2014・9号
『しめかざり』森須磨子/文・絵 たくさんのふしぎ傑作集 福音館書店 2010年
問題の参考資料『あかい み みつけた』山下恵子/ぶん 福音館書店 2012年