タイトル:絵で見てわかるはじめての古典 3巻
監修:田中貴子
資料コード: 611498307 他
請求記号:/910/エ/
久し振りに古典作品に触れたいと思い、図書館の書架を回って
児童コーナーでふと目に止まったのがこの本でした。
今回は3巻の『枕草子』を読んでみました。
『枕草子』で清少納言が示す物の価値観や、
平安時代の貴族の暮らしや文化について、オールカラーで
とても分かりやすく解説してあります。
初めて古典作品に触れるお子さんはもちろん、
大人の方にも楽しんで頂ける一冊だと思います。
これまで古典作品にはあまり関心がなかった、という方にも、
ひとつのきっかけとしてぜひおすすめしたい一冊です。
「あなたは清少納言と友達になれるか!?」という
面白いチェックリストもあり、私の結果は「親友になれそう」でした!
全10巻のシリーズで、上代から近世までの日本文学作品に
触れることが出来ます。
次は4巻の『徒然草』を是非読んでみたいと思います。
「をかし」の文学とされる『枕草子』、1000年以上も前に書かれた
日本最古の随筆作品とされていますが、現代にも通ずる
普遍的な物の見方や感じ方がそこにはあります。
皆様も是非、日々の暮らしの中で「をかし」を
見つけてみてはいかがでしょうか。