タイトル:『子どもはみんな問題児。』
著者:中川李枝子
資料コード:611745622
請求記号:B599/ナ
この本の著者は、絵本『ぐりとぐら』の著者である中川李枝子さん。
保育園で主任保母として17年間勤め、
おなじみの『ぐりとぐら』の絵本は勤務してる時に生まれたそうです。
今回、この本を手に取った時、私は小学生の子どものことで少し悩んでいました。
が、この本のタイトルを見て、「ああ、そうなんだ。」と、少し気持ちが軽くなりました。
「はじめに」に「子どもらしい子どもは、ひとりひとり個性がはっきりしていて、
自分丸出しで堂々と生きています。
それで大人から見ると、世間の予想をはみ出す問題児かもしれません。
だからこそ、かわいいのです。」とあり、思わず線を引きたくなりました。
(図書館の本なので、もちろん引いていません。念のため…。)
「個性的」と言われることが多い私の子どもは、
時に「育てにくい…」と感じることもありますが、
この文章を読んで「あぁ、うちの子は、これでいいんだ。
このままでいいんだ。堂々と今を生きているんだ。」と思えてきました。
これからも我が家の「問題児」のことで悩むことは多々あると思いますが、
その時には、この文章を思い出そうと思います。
ちなみに装画・挿画は、『ぐりとぐら』コンビの山脇百合子さん。
『ぐりとぐら』も出てきて、ほっこりしますよ。