と高らかに言いたいところだけれど、
“ポッチャリ”とさようならができない、ン十年が続いている。
数年前までは“ポッチャリ”で済んでいた体型が、
今や重力に負け“ズドーン”という感じ。
加えて、昨年の自粛生活の中、運動もせず好きなように食べていた私。
迎えたお正月、もちろん、正月太り。
あぁ!
思い起こせば.......。
高校を卒業するまで、田舎では。
家では、ご飯も汁物もおかずも、おかわりが当たり前。
親せきとご近所の家では、どこでも勧められるまま、
沢山食べると褒められるし、喜んでくれるので調子に乗っちゃって。
褒められたら、そりゃもう余計に美味しく、お腹パンパンで家へ帰る。
小さいときから胃の許容量が大きかったのだと思う。
幼稚園の時から。
夕ご飯を済ませた後、父が外にお酒を飲みに出かけるとき、
私も一緒に行くことが度々あった、何故か長女の私だけ。
お酒をメインにする居酒屋には連れて行ってもらえなかったけれど、
お寿司屋、中華屋、トンカツ屋。父は何かをつまみに飲んでいたのだろうが、
私にとっては、お夕飯第二弾。もちろん、喜んで。
いつの間にか子供の私用のメニューもできていた。
これが、中学校卒業まで。
高校時代は運動部に所属してもいないのに、部員以上の食生活、多分。
朝食、早弁、お昼はパン、放課後は帰り道に何かを、夕食、夜食。
今思えば、いかに若いときとはいえ、無謀な食生活だった。
高校を卒業して一人暮らしをしたら、自身で食事の管理をして
体重を減らしたいな、と思っていた私。
自分の食欲を制御できなかったのに、
沢山食べる生活を親のせいにして高校を卒業して一人暮らしをしたら、
絶対痩せる、と信じていた。
高校卒業後、念願の一人暮らしが始まる。
当初は、食事に気を遣うことがあったと思うが、
せいぜい気分にまかせていたのだろう。
何も変わることなく、ずーっと、“ポッチャリ”。
田舎での食生活のせいか、その後の環境もそうだったのか、
今でも足りないというのはあってはならず、と思い、
人を招く時でも一人の食事でも多めに作ってしまう。
結局、何の変化もないままン十年。
体重について、何とかしたいと思うけど、今、
健康診断の結果が否応もなく私に“ズドーン”とおさらばしなさい、
と迫っている。
“ズドーン”から、せめて“ポッチャリ”にならなければ!
「さらば」ではなく「また、よろしく」“ポッチャリ”と、
2021年、本気で向き合います。