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 日曜日:9:00-17:00
 

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2018/02/01

鶴舞う

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

年明けから何日か経ったある日、多摩川沿いを歩いていると、
凧揚げをしている子供たちの姿を見かけました。
季節ならではの遊びを楽しむのは素敵なことですね。


お正月の遊びといえば、他にもコマ回し、はねつき、福笑いなどいろいろあります。
私の郷里では、かるた取りが盛んでした。
かるたをしながら地元を知ることができる、郷土かるたです。
と言っても、それはお正月に限られたものではなく、遊びというよりも競技として。


小学生の頃、冬になるとそのかるた大会が行われるため、
子供たちは地区ごとに集まり、練習をしていました。
地域によって、やり方は違っていたかもしれません。
私の地区の場合、学校終了後、夕方というよりも夜に近い時間帯に、公会堂に集合していました。
ラジオ体操かるた版とでも言いましょうか。通うことには何の疑いもありませんでした。
冬の行事の一環として、幼い頃より刷り込まれていたように思います。

白い息を吐きながら、懐中電灯片手に、凍える思いをして足を運んだ先では、
只々かるたを取るという行為が繰り返されるのです。

しかしそこには、暗い中集まれる特別さもあって、一体感がありました。
勝負なのでもちろん、勝てば単純に嬉しかったですし、他にも
「自分の名前に入ってる文字の札が取れた!」
「『つ』の空読みでお手つきした!」
「『ち』の札を、○○ちゃんのお父さんが読み間違えた!」
(『ち』は特に世代によって、一部変化のある札なのです)
等々、かなり細かいことでも、賑やかに騒いでおりました。
今思うと、私のところは、あまり必死に練習していた感じではなかったのですね。

が、そんな環境下で育ったので、今でもかるたの札は暗記しています。
50音のうち1文字挙げてもらえれば、瞬時にその札を読み上げることも出来ます。
おそらく、県民でこのかるたを知らぬ者はいないはず。
ただ、私より若い世代はどうなのでしょう。現在の故郷事情を知らないので……。

敢えて、ここでは県名を明かしませんが、
知っている方は、既におわかりになっているのではないでしょうか。
わからない方は、推理してみるのも一興かと。(タイトルがヒントです!)


さて、稲城にも「稲城かるた」というものがあります。
稲城生誕100年目を記念して、市民の手で編纂、昭和63年に発刊されたものだそうです。
稲城市の古跡や自然、行事などが詠まれています。
行ったことのある場所や知っていることがかるたに出てくると、嬉しいものです。
知らなかった名所を見つけることも。

資料には、地図もついているので、お散歩の参考にしてみてはいかがでしょうか。
今までとは違った目で、稲城を見られるかもしれません。


参考資料
『稲城かるた 改訂版』
稲城かるた編纂委員会/解説・編集 
稲城青年会議所/発行
請求記号:K384/イ
資料コード:650089899

『写真で見る稲城かるたの今昔』
フォトクラブいなぎ/制作 
請求記号:K384/フ
資料コード:611753455

 


 


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