タイトル:『世界の果ての通学路』
出版社:KADOKAWA
資料コード:630211245
請求記号:D7BK/セ
みなさんは学校に行くまでどのくらいの時間がかかりますか
(かかっていましたか)?
私の通っていた小学校は、徒歩約30分。
大きな通りの信号を渡り、のどかな田んぼ道をひたすら行き、
竹藪を越えて坂道を上ったところにありました。
今から考えると、歩いて30分は結構な距離だったと思いますが、
この作品に出てくる子供たちの通学路は、想像を絶する距離や過酷さ、
もはや命がけの登校です。
年に4~5人の小学生がゾウに襲われて命を落とすケニアのサバンナを
2時間かけて通う子供たち。
モロッコのアトラス山脈から岩だらけの道を歩き、ヒッチハイクをして、
4時間かけて通う子供たち。
アルゼンチンのパタゴニアの荒野を馬で1時間半かけて通う子供たち。
足に障害があるために、弟たちに車いすを押してもらい、
悪路を1時間15分かけて通う子供たち。
私だったらきっと一日で音をあげていると思います。
ですが、なぜこんな大変な思いをしてまで、子供たちは学校に通うのか?
そこには、教育を受けることでより豊かな未来を切りひらきたい!!
自分の夢をかなえたい!!と強く願う子供たちの姿があります。
また、冒険を終え、学校に着いた時の子供たちの満面の笑顔には、
胸を打たれます。
この作品、書籍化もされていますので、ご紹介します。
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タイトル:『学校へ行きたい!世界の果てにはこんな通学路が!』
著者:フィリス=ピディングストン/作・一関春枝/訳
出版社:六曜社
請求記号:372/ガ
資料コード:(5)611938567他(6)611946003他
(7)611955414他(8)611959001他