タイトル:君の膵臓をたべたい
月川 翔/監督
請求記号:D7AF/キ
資料コード:630316588
この映画のタイトル、とてもインパクトがありますよね。
2017年に公開された映画で、タイトルは知っていましたが、
なかなか観るきっかけがなく、1年ほど前になにげなく観た作品です。
このコラムを書くにあたり、作品について少し調べてみました。
原作は住野よる氏の同タイトルの小説で、
2016年に本屋大賞で2位となった作品です。
小説は中央図書館はじめ、稲城市内の各図書館にも所蔵があります。
映画は浜辺美波さんと北村匠海さんがW主演で、先生役が小栗旬さんです。
映画には原作にはない12年後のストーリーが付け加えられているそうです。
私がこの作品を観ていてなぜ印象に残っているかというと、
職業病ともいうべきでしょうか。ラストシーンのヒントが、
図書館で働いているからこそわかったことがあったからです。
北村匠海さん演ずる「僕(志賀春樹)」と浜辺美波さんが演ずる「咲良」は
高校の図書委員として図書室で書庫の整理を任されていました。
12年後のあるシーンで本にまつわるヒントが出てきて、
今までの点と点がつながり、あ!と気づいてしまったのです。
気になった方はぜひ映画の方をご覧になってくださいね。
職業病といえば、私は前職で、あるメーカーに勤務していました。
当時は仕事中心の生活で、街中で人が持っている製品を見ると
「あれば○○社の○○モデル」ということが瞬時で判別できるように
なってしまい、つくづく自分に嫌気がさすほど職業病であることを
痛感していた時期があります。世の中の大多数の人はその製品を
趣味として楽しんでいるものが、私には商売道具にしか見えないという
悲しさ…。
そんな我が息子はスマートフォンへの興味が並外れています。
スマホを触ることも好きなのですが、それよりも機器の方に興味があり、
テレビや街中で人が持っているスマートフォンをパッと見るだけで
何のモデルかがわかるそうです。私にはどれも同じスマホにしか
見えないのですが、好きってすごいですね。
「好き」と「職業病」、アプローチは違うものの親子で似るものです。
話は戻って「君の膵臓をたべたい」は、本来、余命の長くない咲良と
僕の涙涙のストーリーです。「君の膵臓をたべたい」というセリフは
どんなシーンで出てくるのでしょうか?