3年前、花壇の片隅に小さな木が生えてきました。
雑草かな?と思い、抜こうとしましたが、葉といい、トゲといい、
見たことがあるような気がしたので、
葉を少しちぎってみたところ、想像通りの香りがしました。
それは「山椒」の香りでした。
嬉しくなって、そのまま育ててみることに。
山椒の木とは、どんなものなのでしょうか。
山椒は、日本から朝鮮半島を原産とする落葉低木で、
2~5mほどに生長し、枝にはトゲがあり、
4~5月に黄色い5mmほどの小さな花を咲かせます。
花や芽、実、若葉、蕾、果実が食用され、
舌が痺れるような辛味と、独特のツンとした香りが特徴です。
また、幹は硬く、すりこぎに使われます。
我が家の山椒の木は、
毎年、冬になると落葉し、幹だけになります。
春になると次々と新芽が出てきて1年毎にひとまわり大きくなっています。
しかし、一度も花が咲いたことがなく、実ができる気配もないので
どういうことか調べてみました。
山椒の木には雄雌あるそうで、両方がないと実はならないのだとか。
苗で売っているものの中には、雄木と雌木が接木されていて、
一本で実りのいいものもあるそうです。
我が家の山椒はまだ花が咲かないので雄なのか雌なのかわかりません。
花も数年経たないと咲かないそうなので、
気長に待ってみたいと思います。
とは言え、葉だけでも香りが良く、
春は新芽が楽しめるのでとても重宝しています。
ただ、生えてきた場所が花壇のかなり隅で後ろは塀になっている場所。
植え替えたいのですが、根が繊細で植え替えは良くないそうです。
それでもどうしても植え替えるならば冬の休眠期だということなので、
次の冬は、根に気をつけながら、広い場所に植え替えたいと思います。