友人から「ホカンスしよう」と、休日の予定が送られてきた。
突然だと思いつつ「もちろん」と返信をし、そのまま気になっていた
全室サウナ付きのホテルを二名で予約をした。
お互い勢いで行動するからこそ今もこうして友人関係を続けられている。
さて、皆さんはホカンスという言葉をご存知だろうか。
コロナとも気がつけば三年目の付き合いになっており、
良くも悪くもwithコロナの自粛生活に慣れと疲れを感じる日々が
続いている気がする。
でもコロナ禍だからこそ、遠征して観光を目的するのではなく、
非日常で癒されよう!と、自分の生活範囲内にあるホテルで
おこもりステイをする。バカンス×ホテルから生まれた造語、
それこそがホカンスである。
いくらブースター接種を行ったとはいえ、ワクチンは万能ではなく、
友人と会うのは問題があるだろうと、SNSのストーリーで
近影をチェックしたり、チャットで簡単な近況報告しか
していなかったゆえに話したいことは尽きないもの。
お互いにPCR検査を済ませ、公共交通機関を避けるために
車で乗りこんだホテル。デリバリーサービスの利用も問題なく、
部屋で楽しめるようなボードゲームの貸出もあった。
徹底的に外出しなくて済む仕様である。
今回はマスクの下で隠れてしまうメイクを思いっきり楽しみたい!
をテーマに、二人で合わせて四つしかない目のために
アイシャドウパレットが八個、それにリップ、グリッター、グロス、
マスカラ、カラーコンタクト、ファッションウィッグなど
ありったけ持ち込んだ。
変身コンパクトで理想の姿になることは出来ないけれど、
お互いの好きなところを話しながら「この色似合いそう」
「こういう系見たことないからやってほしい」と、互いに
メイクをし合いながら話すのは数年ぶり。
勉強のことだけ考えてればいい学生時代に戻ったようでなんだか心が弾んだ。
そんな夢のような一日はあっという間に過ぎ、
オールに耐えられなくなった身体を無理やりベッドから目覚めさせると
また日常へと戻っていく。
まだ諸事情で遠出はできないとお考えの皆さん、
日常から離れて気軽に楽しめるホカンスを試してみてはいかがでしょう?