今の家に引っ越してから増えた私の趣味の一つとして、
ジャム作りがあります。
小さいですが庭ができたので、果実の木をいくつか植えています。
春になると、ジューンベリーとブラックベリーの白い花がいっせいに咲き、
花が終わって5月の終わりから6月にかけて、
ジューンベリーの小さな赤い実と、ブラックベリーの赤黒い実が
次々となります。
子供達がよくつまんで食べるのですが、それでも、
あまりにもたくさんなっていたので、ミックスベリーのジャムを作ろうと
思い立ちました。
ベリーのジャムは実も小さく簡単に煮詰まる為、割と簡単に
作ることができました。そして、とても美味しくできたので、
他にも色々とジャムを作ろうという気になったのです。
さて、梅雨時期になると、梅しごとがやってきます。
梅や杏の木は自宅の庭にはないのですが、毎年、実家やご近所から
沢山頂くので、お酒を仕込むのも私の楽しみの一つです。
ただ、熟したものは、お酒をつくるには向かないので、
せっかくだからジャムにしようと思い立ちました。
梅や杏の実は種が大きく、ジャムとして煮込む前に一度下茹でしてから
種を取り除く作業が思ったよりも大変でした。アプリコットジャムが
美味しかったのは言うまでもありませんが、思いのほか好評だったのが、
梅ジャムです。梅雨や夏の蒸し暑い最中には、飽きの来ないさっぱりした
梅の味がうれしいもので、予想外に子供達も好み、
あっという間になくなりました。
冬になると、主人の実家では夏みかんがたくさん穫れます。
我が家はこぞって柑橘系のフルーツが大好きなので、
これもまた沢山頂くのですが、毎回食べるたびに大量に捨てる皮が
もったいないなと思い、今度はママレードジャムに挑戦しました。
夏みかんの皮の苦味をとるのには、やはり下茹でを念入りに
しなければならず(ゆがいてから一晩おくと苦味がとれるそうです)、
また、ゆがいた皮を細かく刻む作業にも労を費やしましたが、
時間をかけた分、とても美味しいママレードジャムに仕上がりました。
こうして一年を通して色々なジャムを楽しむようになってから、
ジャム類はお店で買うことも無くなりました。
だって自分で作った方が間違いなく美味しいんですから。