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2020/06/05

『手紙は憶えている』

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

タイトル:『手紙は憶えている』
監督:アトム・エゴヤン
出演:クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー 他
資料コード:630308460
請求記号:D7BH/テ

資料詳細はこちら

クリストファー・プラマーという俳優さんをご存じでしょうか。
よく知られているのは
『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)の
トラップ大佐(のちにヒロインの夫となる)役でしょう。
渋くて素敵だったー。(しかし古い!)

その後、全然見ないけど引退したのかしら…
などと思っていましたが、
特に映画ファンではない私が知らなかっただけで、
ずっと活躍なさっているようです。

この『手紙は憶えている』も、
プラマーさんが80歳代半ばを過ぎた2015年の作品です。

プラマー演じる主人公のゼブは90歳。
認知症で、最愛の妻が亡くなったことすら
覚えていられないぐらい、もの忘れがひどい…
であるのに、ある日たった1人で復讐の旅に出る。
1通の手紙を大事に持って。

ゼブと友人のマックスは
アウシュビッツ収容所の生存者で、
かつてナチス隊員に大切な家族を殺されていた。
その隊員は名を変え、身分を偽り、
今も生きているという。

身体の不自由なマックスは、
自分が調べ上げた彼に関する情報を手紙に記し、
ゼブに託したのだ。

認知症のゼブがすべてを忘れてしまっても、
その手紙を読んで、また思い出せるように…。

アウシュビッツ、ナチス、復讐、という重い設定は
日本人には正直ピンと来ないところもありますが、
欧米の人々にとっては、まだまだ過去のことではないのだな
と知らされます。

同時に、ちょっとうたた寝したぐらいで、
目覚めたときには自分がどこに居るのか
なぜここに居るのかも忘れているような状態なのに、
一方では復讐心と使命感を失うことのないゼブの姿が、
「そんなものなのかなあ」とやや奇異に感じられます。
(実はこれ、ちょーっとだけネタバレ)

プラマーはじめ、老俳優たちの
鬼気迫る演技に引き込まれ、
95分があっという間。

そして、その後にずずーん!と来ます。
いろいろと…


06:30