タイトル:『カッパもやっぱりキュウリでしょ?』
著者:シゲタ サヤカ 作・絵
出版社:講談社
請求記号:Eシ
中央図書館資料コード:611721086
シゲタ サヤカさんは、私の子供が通う小学校で読み聞かせをする際に、
必ずといっていいほどお世話になる作家の1人です。
学年始めや学期始めなど、子供たちの反応が欲しいなあという時に選ぶ、
私にとってのつかみ本です。なかでもお気に入りが、この本です。
キュウリが大好物なカッパ。
ある晩、どうしても寝る前にキュウリが食べたくなって冷蔵庫を開けると、
買い置きがない!!
早速カッパは、お財布片手にキュウリの自動販売機まででかけます。
(すでに設定が笑えます)
その帰り道、道端になにやら緑色の謎の物体が…。
よく見るとそれは生きていて、しかも、見た目が大好物の
輪切りキュウリそのもの?!おまけに大きくて分厚い!!
カッパはこれを食べてやろうと企みますが、(謎の物体が)
風邪をひいているようで元気になるのを待つことにします。
カッパは食べたい一心で、謎の物体を一生懸命に看病しますが、
日に日に変色していき、しまいには茶色に。
ところが、謎の物体はすっかり元気そう。カッパはわけがわからず???
困惑するカッパと、風邪が治ってからは終始陽気でマイペースな謎の物体。
この2人のかみ合わないかけあいにクスっとさせられ、
いよいよ謎の物体の正体が明らかに…。
絵を見れば答えは想像がつくものの、わくわくしながらページをめくると、
底抜けに陽気な謎の物体とがっかり感あふれるカッパとが
対照的に描かれていて、また笑い。
謎の物体の正体は何だったと思いますか?
シゲタさんの個性的な絵も、より笑いを誘います。