平成が終わり、令和の時代が始まりました。
先日、平成の時代を振り返る番組を観ました。
印象的だったのが、「断捨離・節約の平成」というフレーズでした。
私もやりました!断捨離!
物が片付いていくと、気持ちも進行形で片付いていくのを感じられ、
一種のデトックス効果を感じていました。
そして断捨離をしながら、一方では愛着のあるものを残していく。
デトックスしながら自分の本当に大切な物を残していく作業が、
日本人の心に響き、大ブームを巻き起こしました。
そしてふと思い出したのが、一年前に亡くなった祖父の癖。
祖父は新しい電化製品を購入すると、購入日付を書いた紙を
「新入生の名札」のごとく貼るのです。
電化製品くんのお誕生日の名札です。
セロテープで付けたその名札は、お世辞にも素敵とは言えず
家族の反応はイマイチでした。
しかし一年、二年と月日が経つごとに、不思議と愛着が湧いてくるのです。
「あ、もう少しで一年経つんだ」、「あ、三歳になったんだ」と。
電化製品くんを○歳と言ってしまう頃には、
もう彼は立派な家族の一員です。大切にしない訳がありません。
誕生日という愛着。
愛着という愛おしさ。
自然と大切に長く使いたくなり、結果節約につながっていく。
大正生まれのおじいちゃんから教わった知恵袋を思い出した
令和元年なのでした。