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2019/04/21

落語と講演会

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

少し前の事になりますが、母と落語に行きました。

70歳半ばになる母。出掛ける時には行き先を考えるようになり、
母も大好きな落語のチケットを取る事にしたのです。

昨今の落語ブームもあり私も落語を聞くのが好きですが、
もっぱら気軽なネット動画。好きな演者や名優の題目を
自由に観られる有難さ。ながら見になってしまいがちですが、
画面を見ていなくても声だけで楽しめる落語の素晴らしさにも気付きました。

母を誘って向かったのは朝日名人会。新春ならではの題目が並び、
前座の若手は初々しく、待ってましたの喬太郎さんは高座に座る前から
場内の空気が緩みます。さすがです。日本の話芸すごい。

まくらは落語界や仲間や世間の話題を冷やかす感じですが
毒はなく(いや、少しあるかな)会場は笑いの渦。本題の落語にも大笑い。

古典となると落ちまで分かっているのですが、さげに至るまでの
話の膨らませ方は生ならではのライブ感。最後、スッと立ち上がる様は
とても粋。

母にとっても久しぶりの落語。座っていられて大笑い出来て、
とても良い共通の趣味が出来ました。生で観る臨場感、その場で
消えて行ってしまう空気感、何より一緒に笑う人との時間が尊く感じる
一日になりました。



これも先月の事になりますが、作家の椎名誠さんの講演会に行きました。

新刊の出版記念講演会が神保町にて。著書は学生の頃に随分読みまして、
エッセイ・私小説・SF・冒険記…。椎名ワールドのとりこになった時期が
ありました。

講演会にも幾度か伺いましたが、今回は10年以上振り?
奇しくも母と同じ年齢の椎名氏。少しドキドキしながら会場に
向かいましたが、いまだ健在の冒険家の椎名さんがいました。

その日の深夜まで書いていた原稿のお話から始まり
(各地のお葬式についての連載、興味深いです。)これまでの冒険の
お話などなど。

講義のように広がっていくお話。世界中の辺境地に
足を運んで得た内容の面白さと椎名さんのタフさに驚きながら
あっという間の一時間でした。

原稿を書き上げ講演会が終わったその後は仕事仲間とビールだそう。
相変わらず。

途中、お孫さんのお話も。これは活字にならない部分。
何と言ってもご本人の声でお話を伺える贅沢な時間でした。


思い切って出掛けると、心の貯金がたくさんできると実感するこの頃です。



≪図書館にある関連資料のご案内≫
・春風亭昇太著『十八番の噺 落語家が愛でる噺の話』
(資料コード:611973216)
・DVD『とっておき寄席!柳家たっぷり二時間半』
(資料コード:63169642)
・椎名誠著『わが天幕焚き火人生』2019.3
(資料コード:612070050)
・椎名誠著『世界の家族 家族の世界』2019.1
(資料コード:612054430)


 


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