旅先で図書館を見学する図書館員はけっこう多いようです。
今回、出先で少々時間があったので、
多賀城市立図書館(宮城県)を見学してきました。
ざっとしか見られませんでしたが…。
多賀城市立図書館は書店とカフェ、コンビニ、
レストランが併設されている図書館です。
訪れた日は休日で、たくさんの人が利用していました。
1階はカフェと本屋と図書館。テーブルには“コーヒーと一緒に
本をお楽しみください。”と書かれています。
利用されている方はみんなコーヒーを飲みながら、読書を楽しんでいました。
奥には児童スペースがあり、読み聞かせスペースはじゅうたん敷きで、
大きなテレビもありました。お母さんが紙芝居を子どもに読み聞かせたり、
赤ちゃんがぐっすり寝ている側で親が本を読んでいたり。
すぐ側の一般書は親御さん向けの本が並ぶように配置されていました。
どの空間もゆったりとしたつくりになっています。
2階はレンタルと図書館。カフェの上は吹き抜けになっており、開放的です。
3階はレストランと図書館。レストランは独立していて、
2階からしか行けません。図書館側は扉があるわけではないのですが、
カフェの音などが聞こえず、静かな空間が保たれていました。
建物の構造に工夫があるのでしょうか。
書架の間にある検索機はタブレットで、数か所に置いてあり、便利です。
検索して驚いたのは、予約数と本の冊数。都内で100件、
500件など予約が入っている本が、多くて50件ほど。
本も1冊か2冊しか入っていませんでした。
稲城市も予約件数は少ないほうだと思っていましたが、
これにはびっくりでした。都区内の人口と利用数の多さに
改めて驚きました。
宮城県は仙台駅近くにせんだいメディアテーク(仙台市図書館)もあり、
そちらにも足を運びたかったのですが、時間がなく、断念。
またの機会に行ってみたいものです。
図書館見学はそれぞれの土地の魅力があり、楽しいものです。
無料で入れるのも公共図書館ならでは。
皆さんもぜひお出かけの際ちょっと時間があったら、
覗いてみてはいかがでしょう。