2016年も最後の月となりました。
先日テレビで、伊藤若冲の作品が、この秋から若冲ゆかりの地・京都で公開され、宝蔵寺の御朱印が全色限定復活ということが話題になっていました。(それぞれの作品の公開場所や日程等は(『サライ 2016年10月号 若冲と紅葉の京都へ 』 小学館 中央図書館所蔵)に掲載されています。)今年の4月から5月に行われた東京都美術館での若冲展は、最大約240分待ちという大変な賑わいを見せましたね。
今は若い女性の間で御朱印集めがブームとか。そんな女性を「御朱印ガール」と呼ぶそうです。可愛らしい柄の御朱印帳もたくさんあるようです。私も御朱印集めを始めたいのですが、今まで参拝した寺社のことを思うと、もっと早く始めていたらと思い、なかなか始められません。また、御朱印をいただくのも、なんだか気後れして勇気が…。
図書館にある資料によると、
『御朱印は元々、参拝者が写経をして、それを奉納した証として授与されたものでした。寺院で御朱印のことを「御納経」と言うのは、そのことに由来しています。今では、御朱印代(納経料)をお納めすればいただける、ごく身近なものとなっていますが、記念スタンプとは全く内容を異にするものです。』とのこと それなりに、失礼のないようにしたいものです。
(『御朱印入門 決定版』 淡交社編集局/編 淡交社(請求記号 185.9/ゴ) 中央図書館所蔵コード:611225408 「はじめに」より引用)
稲城市立中央図書館の11月末からの特集展示では「年越し特集」ということで、皆様に「良いお年を…という思いを込めて」、 年賀状や初詣、初日の出スポットの山案内、おせち料理、大掃除に関する資料を展示します。そちらに御朱印帳関連の資料も紹介しようと思っていますので、来年の初詣から「御朱印帳デビュー」する方は参考にされてはいかがでしょうか。
参考資料
『多摩の寺社めぐり 御朱印帳付き』 tamatic works/著 けやき出版
(請求記号 T25/タ)中央図書館所蔵コード:611497800
『御朱印アートブック 永久保存版』 菊池洋明/編著 PHP研究所
(請求記号 185.9/キ)中央図書館所蔵コード:611497800